Pen編集者16名が初公開!我が愛読誌、教えます。

勝手な妄想を支えてくれる、世界に誇るオカルト雑誌は不滅です。

ムー

三浦 勇人

毎月9日になると書店へと向かう、私は“ムー民”です。「ムー」の愛読者は、こう呼ばれているのです。今年で創刊35周年を迎えた「ムー」。この雑誌のキャッチコピーは、「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」。そんな同誌が挑むジャンルは、表紙に明確に示されております。UFO、超能力、UMA(未確認動物。読み方はユーマ)、奇現象、古代文明、神秘、スピリチュアル、都市伝説。早い話が、学校じゃまず教えてはくれない面白いことを追究し続けているのですよ、私とともに35年間も!!

特に興味があるというか、大好きなジャンルがUFO。この乗り物(高度な知能をもつ生物が操縦していると仮定して)はなぜ地球に飛来するのか? これは、UFOが宇宙のどこかにある天体(月も含め)からやってくる、という説にもとづくものですが、UFOはどこからくるのかについては、いくつかの説があります。宇宙からのほか、米国などの秘密兵器説、そして地球内部からやってくるという驚愕のストーリー。実は今月号の「ムー」の大特集(「ムー」では「総力特集」という)は、3つ目の説を中心に構成された、「五色人と地底エイリアンの謎」。すっごい内容です。ナチス・ドイツの話も登場します。

ところで、以前からとても気になっていることがあります。それは、あまりにもUFOや宇宙人について知りすぎてしまうと、危険な目にあうということ。MIB(メン・イン・ブラック)がやってきたり、グレイ(小さな灰色のエイリアン)が部屋に来て、どこかに連れ去られてしまうのではないかと……。そんな妄想も35年。これからもよろしくね「ムー」。
ムー

11月9日発売号、総力特集の見開き扉。飛鳥昭雄+三神たけるの名コンビが執筆。ついに地底エイリアンの正体と、悪魔復活計画の詳細が暴露される!?(表紙・誌面写真:青野豊)

ムー
学研パブリッシング
毎月9日発売
¥720
1979年創刊
編集長:三上 丈晴