時計好きの心をつかんだ、
50~60年代スタイル

はっきりとしたトレンドとして姿が見えたのが、50年代・60年代のブームである。歴史あるブランドは、機械式時計の黄金期ともいえるこの時期の豊富なアーカイブをもっている。海外のヴィンテージ業界でいう「ニューオールドストック」、デッドストックと見紛うようなオリジナルと生き写しの復刻モデルが登場して喝采を浴びた一方で、デザインやディテールを巧みにオーバーラップさせた新作もある。クロノグラフでいえば、3レジスターではなく2つ目のバイコンパックス、カレンダーはポインター式。数字や書体のフォント、ブランドロゴまでも当時のものに変更するのが重要なテクニックだ。エポックとしての50~60年代にスポットが当たっていることは間違いなく、注目モデルが揃う。

右:ケースデザインは1955年製モデルからのインスパイア。ブライトリング「ナビタイマー REF.806 1959 リ・エディション」¥1,036,800/ブライトリング・ジャパンTEL:03-3436-0011 中:1959年製モデルを徹底的に復刻。カール F.ブヘラ「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル」¥1,468,800(予価、9月発売予定)/ブヘラジャパンTEL:03-6226-4650 左:オリジナルは1956年のクロノグラフ。パテック フィリップ「カラトラバ・ウィークリー・カレンダー 5212A」

ケースデザインは1955年製モデルからのインスパイア。ブライトリング「ナビタイマー REF.806 1959 リ・エディション」¥1,036,800/ブライトリング・ジャパンTEL:03-3436-0011

1959年製モデルを徹底的に復刻。カール F.ブヘラ「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル」¥1,468,800(予価、9月発売予定)/ブヘラジャパンTEL:03-6226-4650

オリジナルは1956年のクロノグラフ。パテック フィリップ「カラトラバ・ウィークリー・カレンダー 5212A」