ケースマテリアルとしてのブロンズが、完全に市民権を得たのが今年。手がけていないブランドは明快な主張や理由があるか、乗り遅れたかのどちらかだ。既存のコレクションにひとつだけブロンズケースを加え、テストマーケティングを試みているようなブランドも散見される。ブランドによってこの素材に対する取り組み方はさまざまで、ブームの当初はエイジングがいちばんの魅力とされてきたが、最近ではそうとも言い切れない。ブロンズは基本的には銅と錫の合金なのだが、その割合やほかの金属を配合することで、当初の色みもエイジングの速度も調整できるのである。イエローゴールドのような色であったり、ほとんどエイジングしないブロンズもある。まずはブランドごとのマテリアルの性格を知ろう。
ブロンズの色みはさまざま。右:チューダー「ブラックベイ ブロンズ」¥429,500/日本ロレックスTEL:03-3216-5671 中:ゼニス「パイロット タイプ20アドベンチャー」¥874,800(予価、9月発売予定)/ゼニス 銀座ブティックTEL:03-3575-5861 左:タグ・ホイヤー「オータヴィア キャリバー5 COSC」¥502,200(予価、8月発売予定)/LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤーTEL:03-5635-7054
ブロンズの色みはさまざま。チューダー「ブラックベイ ブロンズ」¥429,500/日本ロレックスTEL:03-3216-5671
ゼニス「パイロット タイプ20アドベンチャー」¥874,800(予価、9月発売予定)/ゼニス 銀座ブティックTEL:03-3575-5861
タグ・ホイヤー「オータヴィア キャリバー5 COSC」¥502,200(予価、8月発売予定)/LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤーTEL:03-5635-7054