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4N サファイア・プラネット
クライマックスは1分ごとにやってくる! 透明なケースの中で数字が踊る、驚異の10日間巻きモデル
あたかも「カシャリ」という音が聞こえてくるかのように、数字のディスクが1分おきにダイナミックに回転する時計が登場しました。サファイアクリスタルの透明なケースの中にグリーンの大きな数字が踊るように配置されており、その中央にある四角い枠が時間としての表示部分。左から2ケタで時間、2ケタで分=合計4つの数字で時刻を表現することから「4NUMBERS」略して「4N」がモデル名となっています。
ディスクの回転を利用した仕組みは日付表示がお馴染みであり、時間がカチリと切り替わるジャンピングアワーという複雑機構もありますが、この「4N」では針表示は一切ありません。そのかわりに、時間用に4枚、10分単位用に1枚、そして分表示用の5枚のディスクを組み合わせており、その複雑で立体的な構造をケースサイドから見ることができます。
時分表示の下部には機械式時計の心臓部にあたる調速脱進機を配置。秒を刻むテンプの動きがアクティブなアクセントになっていますが、パワーリザーブは約237時間。香箱を2つ備えたツインバレルで、一杯に巻き上げればおよそ10日間も動き続けるスーパーロングパワーリザーブも際立った特長です。
この「4N」はブランド名でもあり、2009年にフランソワ・カンタンが創業しました。1986年からフリーデザイナーとして活躍。有名ブランドの時計も手がけてきた実績があります。そんな彼の独創的なデザインを時計として開発したのが、スイスのル・ロックルにある超絶的な複雑時計工房、APRP(オーデマ ピゲ・ルノー エ パピ)です。外から見る限りでは想像できませんが、514点ものパーツで構成されており、軸受けに使う石も87個に及びます。
ゼンマイの巻き上げ度合いに関係なく、回転トルクを一定に保持できるコンスタントフォース機構を搭載。それによって大きなディスクを瞬時に回転できるため、表示はデジタルで見やすくても、実は機械式にしかできない超複雑機構なのです。
開発当初はホワイトゴールドとチタンをケースにしていましたが、新しくサファイアクリスタルのモノブロックに搭載したのが「4N サファイア・プラネット」です。ダイヤモンドに次ぐ硬度なので、その加工には大変な手間と技術が必要。このため、数字の色が写真のグリーンに加えて、オレンジとブルーの3種類で各1本の限定となっています。
超絶的な技術力を秘めていながらも、見た目はコンテンポラリーで美しくデザインされたデジタル・スタイル。透明なサファイアクリスタルのケースを通して視認できる、12時59分から1時00分に変わるディスクの複雑な動き(1日2回)は圧巻というほかありません。
ケースはモノブロックのサファイアクリスタルなので、回転ディスクの複雑な重なりが視認できる。アリゲーター・ストラップは自分で簡単に着脱可能。
問い合わせ先:ノーブルスタイリング TEL 03-6277-1604