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ベル&ロス BR 01 バーニング スカル
地獄の業火を引き連れて“ドクロ“のレリーフが不気味に嗤う! 職人技術を凝らした、強烈インパクトの腕時計。
業火が渦巻く地獄の底から浮かび上がったドクロが、不気味な嗤い声で人間を脅かす……。そんな刺激的なダイヤルを持つ新作時計「BR 01 バーニング スカル」が、ベル&ロスから世界限定500本で登場しました。
スカル=ドクロのモチーフは今回が初めてではなく、2009年に「BR 01 スカル」として発表。15年にはブロンズケースのバージョンを追加するなど大きな話題を呼びました。この新作はシリーズ第5弾ですが、ドクロを立体的な浮き彫りにすることで、これまでにない圧倒的な迫力に満ちたモデルになっています。
このドクロは、硬貨やメダルの伝統的な製造方法である金属型押しによって、表情豊かなレリーフとして成形。これを2層構造のダイヤルに埋め込むことで、深み=奥ゆきを与えています。
さらに、ドクロを包み込むケース全体に、タトゥーをイメージさせる繊細で丁寧な装飾が施されていることも際立った特徴。タトゥー職人が実際に使っているスタイレットと呼ばれる針で、ブラックのラッカーインクを細かな描線に流し込むだけでなく、断続的にオーブンで加熱することでインクを確実に定着させるなど、熟練した職人による緻密で集中力が要求される手作業によって完成したものです。
まさにタトゥーと同じ手法で描かれた装飾は、地獄で巻き起こる紅蓮の炎をグラフィックのベースとして、運命と死を象徴する心臓、薔薇、鎌、砂時計などのモチーフをアレンジ。ドクロのレリーフと合わせて、アーティスティックな感動すらもたらす美しい仕上がりになっています。
このスカル・コレクションは、第2次世界大戦で活躍したパラシュート部隊へのオマージュとして誕生しました。「史上最大の作戦」といわれるノルマンディ上陸作戦でも重要な役割を果たした戦闘員たちは、スカルのマークと「Death from Above(空からの死)」という文言を入れた記章を身につけていたのです。敢えてドクロを身にまとうことで、敵を動揺させ、不吉な運命を追い払うといった意味があったようです。
ドクロがアゴをカタカタさせて高嗤いを響かせるような「BR 01バーニング スカル」も、地獄から甦ってきた死者を味方につけることで、逆に生きている人間の魔除け=タリスマンとする新しい価値を腕時計に付与したと解釈できるでしょう。そんな理屈抜きでも、ひと目見るだけで釘付けになってしまう強烈なインパクトと引力を感じさせるモデルです。
ケースの裏側にも炎の模様。タトゥーと同様に、スタイレットと呼ばれる針を使ってラッカーインクが流し込まれている。インクを確実に定着させるために断続的に熱を加えるなど、集中力と根気が要求される手法だ。
問い合わせ先:オールブルー TEL 03-5977-7759 http://www.bellross.com/jp
今回のコメント
ブルーノ・ベラミッシュ
ベル&ロス クリエイティブ・ディレクター
フランスの国立デザイン大学(ENSCI)を卒業後、フリーデザイナーを経て、1992年に学生時代からの友人であるカルロス・A・ロシロとベル&ロスを設立。航空機の計器盤にインスパイアされた「BR 01」が爆発的にヒットして同社のアイコンモデルに。2013年には、それまでの功績を称えてフランス政府からレジオン・ドヌール勲章が授与された。