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新生活に必需品の洗濯乾燥機、ドラム型と縦型、どちらがいいのでしょう?
住コンシェルジュ担当:後藤聖英さん
大手家電量販店に約12年勤務した後、2016年1月から蔦屋家電へ。TVやオーディオから白物家電まで、豊富な商品知識をもつ。「ただこちらが売りたい製品を推すのではなく、生活スタイルをうかがった上でニーズに合うものをご提案することで、お客さまの生活がより豊かになればと思います」
洗濯乾燥機には、大きく分けて縦型とドラム型があります。縦型はドラム型に比べてスペースを取らないというメリットがありますが、乾燥能力が弱いという弱点があります。洗濯物を縦に回転させられないのに加え、上から冷風ないしは熱風を当てることしかできないので、底のほうにある洗濯物までを乾かすのにはかなりの時間がかかってしまいます。乾燥はあくまでも補助的な機能と考えたほうがよいでしょう。1台で洗濯から乾燥までしっかりやりたいのなら、必然的にドラム型ということになります」
温水+泡によって断トツの洗浄性能を誇るパナソニックの洗濯乾燥機。
「ドラム型の洗濯乾燥機は、5年ほど前までは性能的には各社横並びでした。しかしパナソニックから温水泡洗浄機能を搭載した革命的な製品が登場して以降、これが抜きんでた存在となっています。泡洗浄は、泡生成ボックスで洗剤を溶かして泡状にすることで、この泡が繊維の奥に染み込んだ汚れを落とします。また泡洗浄は攪拌のパワーをあまり必要とせず、効率よく汚れを浮かせてやさしく落とすので、洗濯物が傷みにくいというメリットもあるんですよ」
「さて、温水洗浄機能という点では、エレクトロラックスの『myPRO(マイプロ)』も要注目の製品です。マイプロの洗濯機は、16通りの洗浄プログラムがあり、衣類に応じて細かく洗い分けられるのですが、そのひとつになんと80度の熱水を用いた除菌洗いコースがあります。80度となると、雑菌はほぼ死滅してしまいますし、泥や油などのシミ汚れもきれいに落とすことができます。またマイプロは洗濯機と乾燥機が分かれていて、それぞれに特化した設計がなされているので、洗濯、乾燥の作業をより正確に行えます。よいパーツを使っているので、耐久性があり長く使えるのもメリットですね。業務用レベルのスペックがほしい、他にないデザインのものがいい、というこだわり派の方にお薦めです」
「最後に、衣類系の家電といえば、衣類をかけておくだけでリフレッシュしてくれる、LGエレクトロニクスの『LG styler(スタイラー)』が気になっている方も多いのではないでしょうか。こちらはスチーム技術と振動するハンガーラックによって、衣類の汚れやシワ、ニオイを取り除き、ヒートポンプによって乾燥する製品です。水を使用する洗濯機ではないので、繊維に入り込んだ汚れをキレイにすることはできませんが、衣類の表面についたホコリや、ホコリによる黒ずみはスッキリ落とすことができます。春や秋は、外に出るだけで目にはハッキリ見えなくても衣類に花粉がたくさんついてくるものですが、そうした花粉もほぼ完全に除去してくれますので、花粉症の方は重宝すると思いますよ。しわ取りについても、シャツやスラックスのしわがきれいになくなります。アイロンがけのようにパリッとした仕上がりにはならないのですが、逆にふわっとした感じが心地よいと感じる方も多くいらっしゃいます。消臭性能も高く、高温スチームによる脱臭なので、オゾン脱臭のようなクセのあるニオイも残らず、無臭にすることができます。またアロマトレイにシートを入れることで、好きな香りをつけることもできるのですが、これが女性に好評です。香水をスプレーするとどうしても香りにムラが出てしまうのですが、LG stylerなら全体にムラなくやさしく香りをつけられます。購入して損はない、オススメの製品です」
コンシェルジュからの一言
住コンシェルジュ担当:後藤聖英さん
●二子玉川 蔦屋家電 TEL:03-5491-8550 http://real.tsite.jp/futakotamagawa/