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快眠をサポートしてくれる、最新アイテムを教えて!
「現代では、眠りに悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。睡眠についての悩みの中でも多いのは、ベッドに入ってもなかなか寝られない、寝付きが悪い、というもの。人は睡眠中、脳とカラダの両方が眠る“ノンレム睡眠”と、カラダは眠っているが脳が起きている“レム睡眠”を約90分おきに繰り返していますが、このうち入眠後最初のノンレム睡眠は睡眠全体の中で最も深く、眠りの質を大きく左右します。ですからスムーズに眠りに入り、深い眠りにつなげることが非常に重要なのです。そこで今回は、うまく眠れないという方に、快適な睡眠に誘うアイテムを3つご紹介しましょう」
「最初にご紹介するのは、ボーズの『NOISE-MASKING SLEEPBUDS』です。こちらは単純に言えば、睡眠時専用のワイヤレスイヤホン。アクティブノイズキャンセリングを開発したことで知られるボーズですが、こちらは音をかぶせることで不快な音を打ち消すノイズマスキング技術が生かされています。いびきやクルマの音などの眠りを妨げるノイズに対し、ヒーリングサウンドを流すことでノイズをマスキングし、安眠をサポートしてくれるというわけです。専用のスマホアプリ『Bose Sleep』には、打ち寄せる波の音、風にそよぐ木の葉の音、薪が燃える音やコオロギの鳴き声など、マスキング用、リラクゼーション用合わせて、10種類のサウンドが用意されていて、好みのサウンドを聴いているうちにすんなり眠りにつくことができます。また目覚ましアラームもセット可能。『イヤホンを着けたままで眠れるの?』と思われるかもしれませんが、やわらかなシリコン製の超小型イヤープラグは横向きに寝る場合も考慮してデザインされていて、耳の内側にやさしくフィット。あまり違和感もなく、それでいて外れることもなく朝までつけていられますよ」
「続いてご紹介するのは、ホリ(Holi)の『GOOD VIBES』。ハーバード大学の研究者で、米国健康医学研究の第一人者であるアンドリューワイル博士が考案した『4-7-8呼吸法』に基づいて開発された、スムーズな入眠に導いてくれるガイドライトです。『4-7-8呼吸法』は、ヨガの呼吸法『プラナヤマ』からヒントを得たもので、4秒間鼻から息をゆっくりと吸い込み、7秒間息を止めて、8秒間かけてゆっくり口から息を吐き出すことで、リラックスを司る副交感神経を活性化させる効果があります。横になってこの呼吸を繰り返していれば、人にもよりますが3分ほどで眠気を感じてくるはずです。使用法は簡単で、暗くした部屋のベッドサイドに製品を置き、スイッチオン。赤黄オレンジの光がそれぞれ4秒、7秒、8秒間点灯するので、そのライトの色に合わせて呼吸すれば、自然に『4-7-8呼吸法』を実践できるというわけです。LED光源の光は、睡眠を促すホルモン『メラトニン』の分泌を抑制するブルーライトを100%カットしているので見つめても大丈夫ですし、部屋全体がほんのり色に染まるので慣れてくれば目をつぶっていても感じることができますよ」
「最後にご紹介するのは、アイオ(AYO)の『ライトセラピーゴーグル』です。こちらは『GOOD VIBES』とは逆に、ブルーライトを積極的に活用することで、睡眠サイクルを調整するアイテムです。人間は、朝にブルーライトを含む太陽の強い光を浴びることでメラトニンの分泌が減少し、この時に次にメラトニンが分泌される時間や量が調整されます。しかし現代の都市部では、なかなか思うように朝に日光浴できず、本質的に目覚めないまま活動を開始してしまいがち。そのことによる生体リズムの狂いが、夜に眠れない原因となっています。そこでこのメガネ型のデバイスを使って適切なタイミングでブルーライトを浴びれば、睡眠サイクルを調整することができるというわけです。デバイスには3つのモードがあり、『スリープモード』では、専用アプリで現在の入眠&起床時間と希望の入眠&起床時間を設定すれば、最適な使用時間帯と日数を自動計算してくれます。また飛行機の発着場所や時刻を設定する『トラベルモード』を使えば、海外旅行時の時差ボケ解消にも役立ちます。そして手軽にシャッキリしたいという時には『エナジーモード』。昼食後で少し眠いのにこれから大事な会議がある、といった場合に便利ですよ」
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