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部屋の壁を大画面にできるプロジェクターの最新モデルについて教えて!
「近年、ますます人気が高まっているプロジェクター。かつては映像を投影するだけの機械でしたが、新世代のプロジェクターは、OSを搭載することで動画配信サービスを始めさまざまなコンテンツを楽しめたり、ワイヤレススピーカーとしても活用できるなど、多彩な使い方ができるようになっているのが大きな魅力です。プロジェクターは『家電のホンネVOL.16』でも一度ご紹介していますが、その後も新しい製品が続々登場しています。今回はその中から特にお薦めのものを3つご紹介しましょう」
「最初にご紹介するのは、プロジェクターおよびワイヤレススピーカーをシーリングライトのスタイルにまとめた、popInの『popIn Aladdin(ポップインアラジン)』です。2018年11月に発売された製品ですが、TVで紹介されて話題になったこともあって、爆発的に売れています。設置は簡単で、天井の引掛シーリングに通常の照明器具と同じように取り付けるだけ。電源も引掛シーリングのコンセントから供給されます。シーリングライトとしては、明るさは3800ルーメンのLEDライトで、8畳までの寝室に対応し、6段階の調光および6色の調色機能を備えています。プロジェクターとしては、シーリングから壁までの距離に応じて投影画面の大きさは変わり、約2メートルの場合80インチとなります。そしてスピーカーにはHarman Kardon製の5Wステレオスピーカーを搭載。こうした3in1のユニークなスタイルもさることながら、さまざまななコンテンツが楽しめる点もこの製品の大きな魅力。動画サービス、音楽ストリーミングサービスなどの外部サービスやアプリはもちろん、お子さん向けの学習コンテンツ、アートやヒーリング系の映像コンテンツなど、オリジナルのコンテンツも充実しています。付属のリモコンでシーリングライトもプロジェクターも操作でき、音声での操作も可能。また専用アプリによってスマートフォンをリモコンとして使うこともできます」
「続いてご紹介するのは、Anker(アンカー)の『Nebula Capsule(ネブラカプセル)』。こちらはどこへでも持っていける、350ml缶サイズのコンパクトボディが特徴です。Ankerといえば、日本ではモバイルバッテリーのメーカーとしておなじみですが、この製品も充電式バッテリーを備え、電源につないでいなくても、充電時間約2.5時間で動画再生なら約4時間、Bluetoothスピーカーとしての音楽再生は約30時間楽しむことが可能です。スピーカーには360度にパワフルな音が広がる5Wのステレオスピーカーを搭載。普段は単純に音楽を聴くためのスピーカーとしても十分に使えます。スマートフォン用リモコンアプリを通じて遠隔操作が可能で、スマホ内の画像をミラーリング投影することもできます。プライベートからビジネスまで、さまざまな場で活躍してくれそうですね」
「最後にご紹介するのは、LGの『HU80KS』。スリムなボディながら4KおよびHDR10に対応した高性能プロジェクターです。4K対応プロジェクターとしてはリーズナブルな価格が魅力ですね。この製品も音質にはこだわっていて、7Wのステレオスピーカーを搭載しています。またこの製品の特徴は映像の投影にミラーを採用することで、横置き、縦置き、吊り下げなど自由に設置方法が変えられる点。ミラー角度を変えることで投影する位置を調整でき、歪みは自動的にを補正してくれるので、台などを用意する必要はありません。電源コードは巻き取り式で本体に収納できるので移動も簡単。LGのTV同様にwebOSが搭載されていて、専用アプリストア『LG Content Store』も利用できるので、多彩なコンテンツも楽しめます。またマジックリモコンによってマウスライクな操作ができるなど、ハード面、ソフト面の両方で使い勝手のよさが光る、お薦めの製品です」
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