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インテリア映えする、デザインのいい暖房機器を教えて!
「10月に入り、風が肌寒く感じる日も多くなってきました。来る冬に備えて、そろそろ暖房機器の準備をしておきたいところです。暖房機器は、季節家電とはいえ春先までずっと部屋に置いて使うものですから、性能はもちろんのこと、見た目にもこだわりたいですね。そこで今回は冬を先取りして、インテリア性の高いお薦め暖房機器を3つ厳選してご紹介しましょう」
「最初にご紹介するのは、『Folivora(フォリヴォラ)』のコタツです。少ない電力で全身が温まるエコ家電であるコタツのすばらしさは、日本人なら説明するまでもないと思います。しかしデザイン的に、フローリングが主流になった現代の部屋には似合わないものが多く、近年では敬遠されがちでした。そのイメージを崩してくれるのが、このコタツ。香川県にある家具メーカー、日美のブランドであるこのフォリヴォラのコタツは、ウォルナットやオークの無垢材を使用していて、冬が終わっても布団を外してそのままローテーブルとして使い続けたくなるクオリティ。ヒーターには遠赤効果が高い500Wカーボンヒーターを採用していて、コタツとしての性能も十分です。またコタツは合わせて使う布団によって印象が大きく左右されますが、フォリヴォラはコタツ布団にもこだわっていて、シンプルかつモダンなデザインで、高級感のある仕上がり。裏地には肌触りがよく保温性に優れたマイクロファイバーを採用している点もポイントが高いです。これならばモダンなインテリアの部屋にも置きやすいのではないでしょうか」
「続いてご紹介するのは、ディンプレックスの『マイクロストーブ』です。ディンプレックスは、1949年に創業されたイギリスの電気暖房機器メーカーで、1960年代から電気暖炉、つまり炎を電球の光で再現した電気ファンヒーターを製造販売しています。さまざまなラインアップのうち、このマイクロストーブは「オプティフレーム」シリーズのもの。5段階で光を反射、屈折させる独自の技術でナチュラルな炎のゆらめきと質感を実現しています。この炎がとてもリアルで、パッと見ただけでは本当に薪が燃えているようにしか見えません。本物の暖炉だと工事が必要で、何より煙が出るので都会では戸建てでも使用は難しいですが、これなら工事不要で電源を入れるだけ。ヒーターは1200Wと、8畳程度の広さまでなら十分に暖められるパワーがあり、ヒーター機能をオフにして炎だけを楽しむこともできます。炎の光源はLEDなので電気代もあまりかかりませんし、インテリアのアクセントとして活用するのもいいですね」
「最後にご紹介するのは、デロンギの『空気清浄機能付きファン HFX85W14C』です。こちらのアイテムは、簡単に言ってしまうと冷温風扇と空気清浄機を合体させたものになります。本体上部にフィルターが内蔵されていて、室内の空気を清浄化したうえで、そのキレイな空気を使って冷たい風や暖かい風を出してくれます。またこの製品は風の出し方に特徴があり、円形の本体に沿って気流を発生させる『3Dコンフォート・エア』テクノロジーという独自の技術によって、ムラが少なく均一なやさしい空気の流れを生み出します。冷風機能は扇風機やサーキュレーターと同じで、部屋全体を冷やす力はありませんが、ファンヒーターとしてはパワーが1400Wあり、かなり暖かい風を送り出してくれます。インテリアとしても活用しやすいスタイリッシュなデザインなので、通年部屋に置いておけるアイテムです」
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