【新旧名車を比較! Vol.4】ユーノス・ロードスター & マツダ・...

【新旧名車を比較! Vol.4】ユーノス・ロードスター & マツダ・ロードスターRF

写真:小林俊樹 文:サトータケシ

手をかけて育てる楽しみのある「ちょっと古いクルマ」と、歴史とともに培われた技術力によって進化した「長く愛せる新車」。どちらも甲乙付けがたい魅力があふれているのは、よりよいクルマを目指して自動車エンジニアが注いだ情熱があるからこそ。新旧2台のクルマから、その情熱を感じてください。vol.4はユーノス・ロードスターとマツダ・ロードスターRFが登場!


気持ちよく加速する、世界に誇れる国産スポーツカー

左は「1991年式 ユーノス・ロードスター 」、右は「2017年式 マツダ・ロードスターRF」。3世代目は全長3995mmまでボディが大型化しています。しかし現行モデルは3915mmと、歴代で最も全長が短くなっています。車両協力:マツダ TEL:0120-386-919 www.mazda.co.jp 

筆者は1990年から13年、11万kmにわたって初代ユーノス・ロードスターを愛用した経験があります。今回の撮影にあたってマツダ広報部のユーノス・ロードスターに試乗したところ、当時の記憶が鮮明に蘇ってきました。

そうだった、この感覚。ロードスターは決して鋭い加速や素早いコーナリングを目的とする、尖った性格のスポーツカーではありませんでした。速く走ることよりもドライバーが思い描いた通りに動くことを大切にした、フレンドリーな性格なのです。「人馬一体」という言葉で表現されたそのフィーリングは、身体に馴染んだシャツを羽織るのにも似た、クルマを着る感覚だったのです。

1989年、アメリカシカゴのモーターショーで発表されたロードスターは世界中で支持されました。1993年のマイナーチェンジで、1600ccに拡大しました。

2015年に登場した4世代目となるロードスターは、翌2016年に電動ハードトップを備えた「RF」をラインアップに加えました。RFとは、リトラクタブル・ファストバックの略。

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