【新旧名車を比較! Vol.3】トヨタRAV4 & トヨタC-HR

【新旧名車を比較! Vol.3】トヨタRAV4 & トヨタC-HR

写真:小林俊樹 文:清水雅史(モンキープロダクション)

手をかけて育てる楽しみのある「ちょっと古いクルマ」と、歴史とともに培われた技術力によって進化した「長く愛せる新車」。どちらも甲乙付けがたい魅力があふれているのは、よりよいクルマを目指して自動車エンジニアが注いだ情熱があるからこそ。新旧2台のクルマから、その情熱を感じてください。vol.3はトヨタRAV4とトヨタC-HR です。


新しいジャンルを創る、パイオニア精神に満ちた2台。

左は「2017年式 トヨタC-HR」、右は「1996年式 トヨタRAV4」。どちらもコンパクトSUVの新しい魅力を訴求するために、強烈な存在感を放つスタイリングを纏って登場しました。 車両協力:左/トヨタ自動車 TEL:0800-700-7700 http://toyota.jp 右/オートユアーズ TEL:0274-22-9888

目の前に止まっているだけで、躍動感のある走りをイメージさせてくれるクルマがあります。それこそデザインの力なのでしょう。トヨタC-HRもまさにそんな一台です。2016年末に発売されると大反響を呼び、17年上半期には国内SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)新車販売台数1位を獲得しました。コンパクトSUVは欧州や中国、北米などでも伸長著しく、各メーカーがこぞって力を注いでいるカテゴリーですが、C-HRはこの激戦区で結果を残すべく開発された世界戦略車です。また、いままでクルマに見向きもしなかったような若者を振り向かせるために、よりフレッシュなブランドイメージの構築を牽引するという重要な役目も担っています。

デビュー時は3ドアのみが用意され、1995年に5ドアを追加。スペアタイヤを背負うのはRV的ですが曲線を巧みに取り込んだデザインが新しいコンセプトを体現しています。

キーンルックと呼ばれるシャープなフロントマスクは、トヨタの世界戦略車に与えられるもの。流麗かつ引き締まったプロポーションと張り出したフェンダーが印象的。

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