Apple Watchは最初のバージョンから心拍計を搭載。日々の生活の中での心拍数の変化を自動で記録し、急な心拍の乱れなどがある際には本人に教えてくれる機能も搭載。海外では医療系研究機関の調査などにも使われ始めており、簡単な心電図をとる機能も搭載された(日本では規制の対象となり、心電図機能は日本語化されているにもかかわらず利用できなくなっている)。
”Sitting is the next smoking”(座りっぱなしは喫煙と同じくらい身体に悪い)。北欧では1990年代には言われていたことだが、2010年代からシリコンバレーでも、このトレンドが広がった。いまではApple Watchを通して、世界の人々が”座りっぱなし”に注意をし始めている。
Apple Watchは、万が一の時ばかりではなく、日常の健康をサポートする機能も備えている。アメリカNo.1の知名度を誇るフィットネス・インストラクターを社員に迎え、プロデュースさせた「アクティビティ」は、日常生活の中に無理なくエクササイズを取り込むよう促し、「カロリー」は1日の目標消費カロリーをステップアップしていく仕組みだ。そして「スタンド」は、着席状態が長時間続くと「そろそろ立ち上がりましょう」と、軽い運動を促してくれる。