【名作照明に恋して】Vol.03 空間に奥行きと豊かさを与える、アート...

【名作照明に恋して】Vol.03 空間に奥行きと豊かさを与える、アートなフロアランプ5選。

文:佐藤早苗 写真:岡村昌宏(CROSSOVER) スタイリング:竹内優介(Laboratoryy) 編集:山田泰巨

部屋全体を明るくするわけでも、手元を照らしてくれるわけでもない……。必ずしも用をなす照明とは言いがたいフロアランプ。しかしその余韻をもつ光が、空間に豊かさを与えてくれる。

すっとした立ち姿はときに彫刻的であり、オブジェとしての美しさがある。調光によってほんのりと優しい光で周囲を照らし、壁や天井、部屋のコーナーなどに反射させる間接照明となる。一つのシーリングライトで隅々まで均一に室内を照らすのではなく、小さな光のスポットが点在することで空間に奥行きが生まれ、ぐっと雰囲気のあるものになることに気づくはずだ。光、そして美しい佇まいをもつ5つのフロアランプを紹介しよう。


1. シンプルながら多彩な光は、半世紀を経ても色褪せない。

2. 機能的でジオメトリックな佇まいで、照明のいまを代表するフロアランプ

3. グレアフリーを追求して生まれた、美しい光の彫刻。

4. いまなお先進的な、空間にふわりと浮かぶ光のチューブ

5. 黄金の真鍮から溢れる明かりが、光と影のドラマをつくる。

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