圧倒的なデザインと機能性。それがランボルギーニ「ウルス」が“世界初のス...
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圧倒的なデザインと機能性。それがランボルギーニ「ウルス」が“世界初のスーパーSUV”と呼ばれる理由です。

文:サトータケシ

ハイパフォーマンスカーの指標となる0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は305km/hと、いずれも圧倒的な走行性能を誇る。

2017年の全世界における「ランボルギーニ」の販売台数は過去最高の3815台。2010年が1302台だったので、7年間で約3倍に増えたことになります。いまスーパースポーツやスーパーカーと呼ばれる分野で最も勢いのある自動車メーカーであることは間違いありません。そのランボルギーニが「ウルス」というSUVを発表するというニュースに、世界中の人々が「どんなデザインで、どんな性能のクルマになるのだろう?」という期待を膨らませたはずです。

ウルスを初めて見た時に驚いたのは、背の高いSUVなのにひと目でランボルギーニだとわかったことです。それには理由があります。真横から撮った写真をご覧ください。サイドウィンドウと、その下のボディの面積が、だいたい1:2になっています。これは1960年代や70年代の名車である「ミウラ」や「カウンタック」の時代から変わらない、同社における黄金分割なのです。ルーフラインを一般的なSUVよりも低くすることで、この黄金比を実現しました。

もうひとつ、フェンダーのエッジィな造形などに、カウンタックの影響が見受けられるという理由もあります。カウンタックのモチーフを引用しているのは、同車を手がけた天才デザイナー、マルチェロ・ガンディーニへのオマージュでしょう。こうして誰も見たことのない斬新なSUVでありながら、同時にランボルギーニの一族であることがひと目でわかるデザインが完成しました。難易度の高い仕事を見事にやり遂げた同社のチェントロスティーレ(デザインセンター)には、尊敬の念を抱きます。

サイドウィンドウとその下のボディの面積との比率が、ランボルギーニらしく見えるゆえんだ。

リアフェンダーのシャープなデザインが、同社の名車「カウンタック LP500」を彷彿とさせる。

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