「コルム」の伝説的傑作がブルーを纏ってリファインし、日本から先行発売!
海の上で船舶同士が交信するための国際海洋信号旗をインデックスとしてアレンジ。時計のダイヤルを一気にカラフルにしてしまったのが、コルムの伝説的な傑作「アドミラルズカップ」です。
コルムは1955年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで設立。「アドミラルズカップ」は、それから僅か5年目に発表されたモデルをルーツとするロングセラーであり、1983年にはヨットの世界観を導入したデザインにリニューアル。ケースとダイヤルと風防を、船のナットから着想した正12角形にするだけでなく、国際海洋信号旗も取り入れた大胆かつ斬新なデザインによって、コルムの名前を世界に知らしめる人気コレクションになりました。
このリニューアルから今年は35周年。これを記念して、80年代のアーカイブピースを現代的にリファインした新作が登場しました。しっかりしたリューズガードを備えた、タフで堅牢なイメージの42㎜ケースを採用。「ガンブルー」の愛称で知られる鈍い輝きを放つメタリックなディープブルーを、ケースとベゼルだけでなく、ブレスレットにも纏わせています。このカラーリングがコントラストとなって、国際海洋信号旗のインデックスが鮮やかさを増したように見えるから不思議です。いずれにしても、遠目でもすぐにそれと認識される、個性的なスポーツラグジュアリーモデルといえるでしょう。
ちなみに、アドミラルズカップは、イギリスのロイヤル・オーシャン・レーシング・クラブのメンバーによって1957年から始まった外洋航海ヨットレース。コルムはフランスチームをスポンサードしていましたが、2003年を最後に開催されていません。このため「アドミラル」と名称も短縮されたのです。
コルムはもともと意表をついた奇想天外な時計づくりを得意としており、歴史を遡れば、本物の20ドル金貨をスライスして超薄型ムーブメントをサンドイッチにした「コインウォッチ」を1964年に発表。インデックスをダイヤルではなくベゼルに刻印した「ロムルス」や、隕石をカットしてダイヤルにした「メテオライト」など世界初を連発してきました。著名な時計師であるヴィンセント・カラブレーゼが設計した、直線のブリッジにすべての輪列が連なるムーブメントを「ゴールデンブリッジ」として製品化したのもコルムです。2000年には厚さ11㎜という超大型のドーム型サファイアクリスタル風防をもつ「バブル」で時計ファンも仰天。このモデルは現在でもレギュラーコレクションになっています。
そんな歴史を知るコルムの潜在的なファンが多いことから、新作の「アドミラル」は嬉しいことに日本での先行発売からスタート。翌2019年から世界的に展開していく予定だそうです。販売代理店も変更されたことから、今後の展開にも大いに期待したいブランドなのです。
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