「新しい日常」の料理を手軽に、多彩に楽しめる! 初夏の最新調理家電3選。
自宅での巣籠もりが当たり前になり、おのずと料理が習慣になったという人も多いだろう。しかしこれから生活は「新しい日常」へ。慌ただしい日々が戻るなか、なんとか自炊を続けたいという人は、調理を手軽に美味しくしてくれる調理家電を購入してみてはどうだろう。炊飯から下味漬け、火入れや保存にいたるまで、あらゆる場面で自炊生活を助けてくれる便利アイテムが、続々登場している。
下準備を大幅に短縮できる、「Re・De Pot 電気圧力鍋」
数年前までは、料理好きのアイテムという印象が強かった圧力鍋。手動での調整が必要でライト層には手を出しにくい商品だったが、最近は各社こぞって「電気圧力鍋」に力を入れている。簡単なボタン操作だけで加圧調理が可能で、器内の沸点が100度以上になるため時短調理もお手のもの。また水分の蒸発を抑えて加熱する、無水調理対応の機種などもラインアップに加わっている。
インテリアとの調和に秀でたデザインが人気の「A-Stage」から5月に発売されたのが、「Re・De Pot 電気圧力鍋2L」。こちらもキッチンや食卓など、生活のあらゆる場面になじむフォルムだ。「圧力調理」「スロー調理」「温め調理」の3つの基本機能があり、時短&無水調理も可能。肉じゃが、クリームシチューなど、8つのメニューを自動調理でき、とにかく使い勝手がいい。
たとえば玄米を炊きあげる場合、通常は吸水だけで6時間はかかるが、「Re・De Pot」の圧力調理機能を使えば、吸水時間をゼロにできる。今回はここにひと手間を加えて、「海鮮炊き込み玄米ごはん」をつくってみる。
玄米には白米の10倍ものビタミンB1や食物繊維が含まれるが、パサパサの口当たりが苦手という人も多い。しかし圧力鍋を使えば、もちもちの食感に仕上がり、手軽に栄養素を摂取できる。「海鮮炊き込み玄米ごはん」は、この圧力調理から生まれる弾力ある食感を活かした海鮮風おこわ。餅米はなくともRe・De Potを使うことで、粘り気のある歯ごたえが楽しめる。
おいしさのポイントは海鮮の風味を活かすこと。隠し味でナンプラーを利かせ、ホタテの水煮缶は汁まで炊飯に利用する。圧力調理で干しエビを戻す必要もないので、より素材の風味も活きる。炊き上がった玄米は、白米と餅米の中間の絶妙な歯ごたえ。海鮮のダシが利いた、磯の旨味もたまらない。
ほかにもたとえば自動調理で「クリームシチュー」を選べばワンプッシュ、たったの17分で鶏肉・野菜の旨味が溶け込んだ滋味深いひと皿の完成。自動調理メニューはいずれも所要時間25分以内なので、慌ただしい毎日でRe・De Potが活躍する場面は多いだろう。
海鮮炊き込み玄米ごはん
【材料(2人分)】
鶏ひき肉 100g
ホタテ水煮缶 1缶
干しエビ 15g
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
ナンプラー 大さじ1
ショウガ 1片
ネギ 1/3本
ごま油 大さじ1
玄米 2合
水 470cc(ホタテの水煮缶の水分込み)
パクチー 適量
【調理手順】
1.フライパンにごま油を入れ、中火で熱する。みじん切りにしたショウガを入れ、香りが出てきたら、みじん切りの長ネギを加えて炒める。
2.鶏ひき肉を入れて、さらに炒める。
3.鶏肉に火が通り始めたら、酒と砂糖(キビ砂糖を使用するとなおコクが出る)、ナンプラーを加えてさらに炒め、全体に火が通ったら火から上げる。
4. 「Re・De Pot」の内がまに玄米を入れ、水(470cc)で浸す。3.の具材を入れ、ほたて(汁も含む)と干しエビを加える。
5. 「Re・De Pot」に内がまをセットして、切り替えボタンで「圧力」を選択、調理時間を「30分」に合わせる。
6.炊き上がったら盛り付ける。パクチーをのせると、より香り高く、華やかな印象に。