撮影をするだけで腹囲・肩幅・手足の長さなど全身25カ所を採寸、無料アプ...

撮影をするだけで腹囲・肩幅・手足の長さなど全身25カ所を採寸、無料アプリ「ボディグラム」に注目!

文:白石菜美

年齢・身長・体重・性別を入力し、服を着たままスマートフォンで正面と側面の2枚の写真を撮影するだけで、腹囲・肩幅・手足の長さなど全身25カ所の推定採寸が可能。

コロナ禍で人々のライフスタイルは大きく変化した。特に、外出が制限され家で過ごす時間が長くなる中、ネットショッピングの機会が増えた人や運動不足を感じている人が多いことだろう。そんないまだからこそ、ぜひ試したい無料アプリを紹介する。スマホひとつで誰でも・簡単に全身採寸・3Dイメージ化・トラッキングを可能にした「ボディグラム」である。

アパレルやライフスタイル、フィットネスなどさまざまな領域で急速に展開拡大を続けるAI身体採寸テクノロジー、ボディグラムは、年齢・身長・体重・性別を入力し、服を着たままスマートフォンで正面と側面の2枚の写真を撮影するだけで、腹囲・肩幅・手足の長さなど全身25カ所の推定採寸を可能にした技術だ。 アパレル領域を始点に、誤差1.5cm以下の高度な特許技術を活かし、フィットネスや遠隔医療、エンターテインメントをも視野に活用域を拡大している。

2015年、国内外でEC市場が大きく伸びを見せる中、シリコンバレーを拠点にボディグラムの前身母体であるオンラインカスタムシャツブランド、オリジナルスティッチが誕生。働くエンジニアの「服を買いに行くのが面倒」という考えから着想を得たサービスで、在庫も店舗ももたない完全オンデマンド&オンラインで展開。当時、ECアパレルで大きな課題とされていた試着ができないことによるサイズ問題に創設者が取組むきっかけがこのアパレルビジネスだった。オリジナルスティッチでは、特にシャツという身体にフィットしサイズ感が非常に重要な商品の特性上、ユーザーが購入時自身で正確な採寸を行えないことがハードルとなっていた。これが後にボディグラムとしてリリースされる技術開発の始まりである。 

刻一刻と変化する消費者ニーズを先取りし開発を続けるボディグラムは、自社アプリを2020年6月に発表。わずか半年で約60,000ダウンロードを記録した(2020年12月時点)。さらに、Apple社の「ヘルスケア」Appとの連携も果たし、これまで計測ができなかった「胴囲」も簡単に計測可能になるなど、より生活に寄り添った技術提供を行っている。  

さらに進化する「ボディグラム」は計測数値の可視化でトレーニングやダイエット結果の「見える化」を実現。

2月には新たに「3Dアバター」機能を導入し体型変化を可視化しながらトラッキングすることが可能に。これまでは計測データを数値のみで表示する仕様だったが、最新のアップデートでは計測データを基にした3Dアバターの作成機能が加わり、体型イメージを視覚化できるようになった。さらに繰り返し結果を保存していくことで、体型変化の推移を確認することも可能だ。服を購入するための1回きりの計測ではなく定期的な体型チェックツールとしてもぜひボディグラムを活用していきたい。


【関連記事】

「Clubhouse」に続く「招待制」アプリが話題。使い捨てカメラのような感覚で写真が撮れる「Dispo」とは?
花にスマホをかざすと瞬時に名前がわかる、大学開発の新AIアプリ「ハナノナ」が話題です!
全否定の「囚人筋トレ」が普通の自重筋トレと違う3つの理由

1 / 2p