君よ、永遠にV8エンジンを愛せ! ベントレー・コンチネ...

東京車日記いっそこのままクルマれたい!

第130回 Bentley Continental GT V8 / ベントレー コンチネンタル GT V8

君よ、永遠にV8エンジンを愛せ! ベントレー・コンチネンタルGTと“最高な人生の見つけ方”

構成・文:青木雄介

編集者。長距離で大型トレーラーを運転していたハードコア・ドライバー。フットボールとヒップホップとラリーが好きで、愛車は峠仕様の1992年製シボレー カマロ改。手に入れて11年、買い替え願望が片時も頭を離れたことはない。

1:3代目となるベントレー・コンチネンタルGT。V8モデルは、W12エンジンに比べ低燃費なのも大きな特徴。

ソリッドな走りが売りのスポーツモデルにとって、軽さは正義。とはいえ、快適なロングツーリングを至上命題にするならば、2トンを超える車重だって正義になる。

その理想といえるのが、ベントレーのコンチネンタルGTですよ。路面の起伏をならすかのように悠然と走りつつ、アクセルを踏めば異次元の加速で遠い彼方へ連れ去ってくれる。そう。まるでドライブシャフトを回し続けるためだけにこんこんとトルク湧き出す魔法の泉。まるで永遠のように至福の時間が続いていく。

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの映画『最高の人生の見つけ方』じゃないけど、死ぬ前にやりたいことのひとつとして「コレでお伊勢参りに行きたい」と、心から思わせてくれる訳。「なぜV8エンジンを選ぶのか」という問いに対しては、「夏が好きだから」と答えたい(笑)。

コンチネンタルGT V8に搭載された、4ℓのV8エンジンはとにかく夏が似合うんだ。アクセルを踏めばOHVエンジンから連綿と続いてきた、クラシカルで由緒正しきV8エンジンリズムが響いてくるでしょ。このクルマにオレンジのウッドや白のレザーの内装をオーダーメイドすれば存在それ自体がヴァカンスそのもの(笑)。そもそもベントレーはコンテストヨット社とともにコンチネンタルGT V8をヨットとして再現していたりもして、マリーナとの相性が抜群によいからね。

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