2016年、ストックホルムで生まれた電動オフロードバイクメーカー「ケイク（CAKE）」。そのファーストモデル「カーク（KALK）」が、14,000ユーロという高額にもかかわらず予約を開始した今年1月末から約1カ月で限定50台が完売し、話題となっている。　
創業者であるステファン・イッテルボーンは、スキーやマウンテンバイクなど、アウトドアスポーツの大ファン。それ故、排気ガスや騒音を出すオフロードバイクを目の敵にしていたが、同時に地球環境に配慮した製品の開発を進めてきたという。次の発売時期は未定。しかし、エコと野山をオフロードバイクで駆ける楽しさを両立したこのマシンは、これからも注目を集めること間違いなしだ。詳しくはこちらから→https：//ridecake.com

眠らない街、ニューヨークに生まれた、眠りのためのスポット「ナップ・ヨーク」。ここは、日本のカプセルホテルから発想を得たという施設だ。4フロアからなる館内は、「ポッド」と呼ばれるカプセル型ベッドの他、コクーン型のエッグチェアで休息できるラウンジや、フォーカスフロアと呼ばれるコワーキングスペースも用意。すべてクワイエットゾーンとされ、静かな空間が保たれている。　
利用は時間制で、ビジネスマンや旅行客に便利な荷物の一時預かりや、なんとテスラでの送迎サービス（有料）まである。夏にはルーフトップもオープン予定。マンハッタンのビルの谷間での昼寝タイムとは、なんとも気持ちよさそうだ。

今年2月、ドイツ連邦行政裁判所は環境団体の訴えを受け、都市部でのディーゼル車の走行禁止を認める判決を下した。現在、ドイツではディーゼル車が約150万台登録されている上、ドイツ・メーカーの生産台数の半数がディーゼル車ということもあり、このニュースは国中を震撼させている。　
近年、自動車産業の街、シュツットガルトをはじめとする都市部では、ディーゼル車が排出した窒素酸化物による大気汚染がEU基準値を上回り、問題視されてきた。ベルリン市は今回の判決を機に、全面規制に向けて始動。バスの電気自動車化や路面電車の充実、より厳しい基準の環境ステッカーの導入を進めている。自動車大国の動向に注目したい。

アーティスティックな感性でつくられるビールと、洒落たパッケージでファンが多いブルワリー「モダン・タイムス」。サンディエゴを拠点とする同社が、カフェ&ブルワリーパブ「ザ・ダンクネス・ドージョー」をLAにオープンした。　
再開発に沸くダウンタウンに位置するこの店は、壁一面がアートで彩られ、まるでギャラリーのようだ。店内では30種以上のクラフトビールを生で楽しめる。食事はビールと相性抜群のハンバーガーに加え、ベトナム風サンドイッチなどスパイシーなアジア料理もラインアップ。休日のブランチにも適している。ビール界のカリスマ的ブルワリー「ミッケラー」から徒歩5分。ハシゴ酒にももってこいだ。

映画とストリート・アート、音楽をテーマにした「NYXミラノ」がオープン。ミラノ中央駅からすぐという立地もあり、話題を呼んでいる。　

室内には、ホテルのアート・ディレクターが選んだ映画の巨大パネルが飾られており、モダンな雰囲気。また、建物の共有スペースはジョイスやペッタなど、ミラノでいま人気のストリート・アートの作家の作品で彩られ、ギャラリーのようだ。　さらに著名なDJやミュージシャンのイベントを開催。宿泊客以外も参加できるとあって、夜ごとナイトクラブさながらの盛り上がりを見せている。地元のカルチャーを凝縮したこのホテルなら、宿泊するだけで、ミラノのいまを肌で感じられそうだ。