東京の甘美を凝縮した、2020年を飾るスイーツ5選。

東京の甘美を凝縮した、2020年を飾るスイーツ5選。

写真:尾鷲陽介 文:岡野孝次

令和のいま、昭和の家庭でお馴染みだった硬いプリンが人気を博している。写真は三田「グーテ・ド・ママン」のキャラメルプディング。ゼラチンを使わず、オーブンで焼いた本来のプディングだ。

2019年11月の「ミシュランガイド2020」で “世界でもっとも星の多い街”に輝き、世界一の美食都市と呼ばれる東京。スイーツのレベルに関してもまた、同じことがいえるのではないだろうか。今回は、いまの東京の”甘美”を凝縮した5軒を紹介する。パリの三つ星で研鑽を積んだオーナーシェフが手がけた新作ケーキに、世界的な品評会で毎年金賞を受賞するチョコレート。プディングやパフェは、日本で独自の進化を遂げている。懐かしい甘さもまた新味に映る東京は、まさしくスイーツの成熟都市。甘党でなくても覚えておきたい、2020年代の幕開けを飾るにふさわしい顔ぶれだ。


1.ふわふわの食感がたまらない、恵比寿「レス」のパネトーネ
2.紅茶香る、九品仏「アンフィニ」のショコラ テ トサ
3.カカオ豆から選別した、代々木上原「ミニマル ザ ベイキング」のガトーショコラ
4.じっくり焼き上げた、「グーテ・ド・ママン」のキャラメルプディング
5.「ウェスティンホテル東京 ザ・バー」のチョコレートパフェ オペラ


※掲載した各店の営業日時・内容などが変更となる場合があります。事前に確認をお薦めします。

飲みの最後にパフェを嗜む、札幌発祥の食文化“夜パフェ”もひそかに広まっている。いまでは夜パフェを提供するホテルのバーも存在する。洋酒が香るアシェットデセール(皿盛りデザート)に、ペアリングのカクテルも楽しめる展開は、まさしく左党冥利に尽きる。

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