アナログな市場の老舗スパイス屋台が、コロナ禍のオンライン化ブームに乗ってブレイク中。
シンガポール北部の街イーシュンの市場の一角にある、老舗スパイス屋台「ジェヤ・スパイス」。コロナ禍にオンラインでの販売とSNSを始めたことで、一躍注目を浴びている。
外出規制中は、人々にとっての唯一の気晴らしが市場に出かけることだったため、「実店舗もすごく忙しかった」と笑う若き31歳のオーナー、ジェヤ・シーラン。祖父が1947年に始めたこの店を引き継いだ3代目だ。彼の機転で、この春からオンラインでの販売をスタート。SNSでは美しいスパイスの写真や歴史を投稿し、ステイホーム期間の料理ブームも相まって人気を呼んだ。さらにモリンガなどのスーパーフードも扱うようになり、若者の客が増えているという。
市場内の小売り店というと後継ぎが見つからず閉店することも多いシンガポールで、この新世代スパイス屋台は、ますます忙しくなりそうだ。
Jeya Spices
Block 294, Yishun Street 22, HDB Yishun, Singapore 760294
最寄り駅:YISHUN
TEL:65-8726-1905
営業時間:6時~14時(月) 6時~21時(火~日)
無休
https://www.facebook.com/Jeyaspices/