「ルイ13世」の旅の軌跡を称える、世界に3つしかない究極のオーダーメイドを知っていますか?
1874年の発売以降、最上級のコニャックと呼ばれる「ルイ13世」。コニャックとは、ブランデーの中でも「コニャック地方の6つの特定栽培地区のブドウを使い、2年以上熟成されたもの」と定められています。中でも「フランス ルイ13世」は、最上といわれるエリアで収穫されたブドウを使用し、樹齢100年以上のオーク樽の中で、40~100年以上熟成させた古酒1200種以上を、熟練のセラーマスターの手によって注意深くブレンドされ誕生します。奇跡のような正統性と、1世紀近くの年月をかけて世に送り出される、まさに王の名前を冠するにふさわしいコニャックなのです。
この、フランスのアルチザンの結晶「ルイ13世」が、このたび、夢のようなコラボレーションを世に送り出します。テーマは「L’ODYSSÉE D’UN ROI(王の旅路)」。「ルイ13世」が辿ってきた豪華でロマンチックな旅を、フランスを代表する3つの老舗が称えるという趣向が込められています。マグナムボトルが収まるトランクは、エルメス社に特別発注した高級レザー製。古き良き時代の旅へのオマージュを表したスチーマートランク型です。そこに、王立クリスタルメーカーのサンルイ社のデカンタ&グラス、ピュイフォルカ社のアールデコ銀細工が施されたピペット(正式サーブの際に使用される)が添えられます。のべ50人の職人たちの手を経て出来上がったこのゴージャスなセットは、世界で3点のみつくられ、サザビーズ主催のオークションに、この秋登場します。
秋のオークションに先駆け、ニューヨークにてお披露目のパーティが開催されました。会場の中心には「L’ODYSSÉE D’UN ROI」が展示され、熟成に使われるオーク樽や「ルイ13世」の旅にまつわる資料、かつてオリエント急行でもサーブされたということから、オリエント急行の模型が記念撮影用に展示されるなど、「ルイ13世」の遥かなる旅に思いを馳せる演出が凝らされていました。
古き良き時代を辿る究極のオーダーメイド。「ルイ13世」が魅せるコニャックの誇り高き軌跡の旅から、今後も目が離せません。(高久純子)
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