安藤忠雄やピーター・マリノがデザイン。ヴェネツィアングラスブランド、ヴェニーニの展示が開催
文：栃原菜穂子
2017年に建築家ピーター・マリノによってデザインされたブラック・ベルトシリーズ。マリノの建築物のおもな特徴である光の反射と素材の可塑性を、光沢感と厚みある吹きガラスで表現した上品な花瓶だ。￥140,800（税込）〜￥561,000（税込）
北欧家具を中心にインテリアコーディネートと販売を行う東京・銀座の「ダンスク ムーベル ギャラリー」では、イタリア・ムラーノ島で創業したヴェネツィアングラスブランド、ヴェニーニの作品展示が5月14日より開催されている。
ヴェニーニは今年で創業100年を迎える。創業当時から伝統的なデザインを避け、常にモダンで前衛的な芸術性を志向することで独自のスタイルを築き上げ、著名なデザイナーや建築家ともコラボレーションしてきた。
今回展示されるのは、ルイ・ヴィトン銀座並木通りを手がけたピーター・マリノや建築家の安藤忠雄、フィンランドを代表するデザイナー、タピオ・ヴィルカラなど錚々たる顔ぶれの作品だ。
やわらかな仕上げを中心とする北欧家具と、ヴェニーニのガラスのもつ空気感と光沢感。異なる佇まいの中に美を感じるだろう。両者に通じるのは、魅力的な素材、デザイン、つくり手の技術、歴史だ。「美しいものを美しく」をコンセプトに、美を紡ぐもの同士が共演した展示。この機会にぜひともチェックしておきたい。
【関連記事】
銀座に現れた圧巻の建築！ その正体は、3月20日にリニューアルオープンのルイ・ヴィトン 銀座並木通り店。
1 / 2p
