サヴィニャックの大規模展覧会が開催、ユーモアとエスプリが利いたグラフィックの魔法にかかってみませんか?
ポップな色彩があふれる世界の中で、人や動物がユーモラスにポージングするポスター。日本にもファンの多い、フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャックの作品は、一度見たら忘れられない魅力に包まれています。今回、彼のこれまでにない大規模な展覧会『サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法』が、2018年4月15日(日)まで、練馬区立美術館で開催されています。
石鹸の上で首を傾げるキュートな牛がアイコンの『牛乳石鹸モンサヴォン』をはじめ、冷蔵庫を開けた男性が半分凍っている『フリジェコ、良質の冷蔵庫』など、サヴィニャックの描くポスターはユーモアとエスプリに満ちていて、瞬時に人の心を射抜く“アート”でした。本展では、これらの代表作を中心に、スケッチや原画、パリに貼られたポスターの景観写真まで、約200点を展示します。日本初公開となるポスター95点の他、近年は見る機会が少なくなった縦3×横4mにおよぶ大型ポスターも必見です。陽気でシンプルなグラフィックデザインで、人々にメッセージを届けようとしたサヴィニャック。道行く人を癒し、心躍らせ、ときに批判も受けながら、彼のポスターが街じゅうでどのような力を発揮していたのか……。20世紀のパリの街に思いを馳せながら、サヴィニャックのポスターの魔法にかかってみませんか。
練馬区独立70周年記念展『サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法』
開催期間:2018年2月22日(木)〜4月15日(日)
開催場所:練馬区立美術館
東京都練馬区貫井1-36-16
TEL:03-3577-1821
開館時間:10時〜18時 ※入館は17時30分まで
休館日:月
入場料:一般¥800(税込)
www.neribun.or.jp/museum.html