エコポリシーを徹底した、ウッド調がモダンなホテル
オープン前に訪問した際、囲い看板の中にホテルのコンセプト(エコシステムの内容)がびっしり書かれていました。
ちょうどTRUNK(HOTEL)のコンセプトを“SOCIALIZING”に決めた時だったので、強い興味をもったと同時に、ライバル意識も芽生えました。
オーナーはスターウッド・グループの元代表取締役、バリー・スターンリクトで、これから世界中に100のホテルを展開すると宣言しています。強気だな、と感じましたが(笑)。
外観デザインの壁面緑化が印象的ですが、廊下や内装にも自然素材や植栽がふんだんに使われていて、ナチュラルな雰囲気です。
プラスティックを一切使わないポリシーで、室内ではガラスコップを利用し(各部屋に飲み水専用の蛇口あり)、ハンガーなどの客室備品の多くがリサイクル素材からできています。
ベッドボードの後ろの壁が客室内では特に印象的。同じサイズに切り揃えられた再生木材が並べられている個性的なデザインです。
1階にあるカフェレストランは夕方からニューヨーカーたちが仕事帰りに立ち寄り、混み合っていて雰囲気は良いです。ナチュラルデザインを好む女性や、シンプルモダンが好きな方に人気があるホテル。
部屋は広くない割に値段が高いのは、何よりも最高立地だからです。
MoMAにも近い上に、目の前はセントラルパーク。
朝起きてランニングをし、一日を始めるのに最高な立地です。
それからホテルとは関係ありませんが、ドラマ『ゴシップガール』の舞台であるエリア、アッパーイーストサイドも近くなのでぜひ訪れて欲しいです。同じニューヨークなのにゴミも少なく綺麗に清掃されている一画であり、高貴な雰囲気が漂っています。
ちなみに、そのエリアにある「ザ・カーライルローズウッドホテル」や「ザ・マークホテル」などは格式高く蝶ネクタイをしたご年配のバトラーが出迎えてくれるので、カジュアルな服装での訪問はお気を付けください。
1414 Avenue of the Americas, New York, NY 10019