空飛ぶプロダクトデザイン!? 1950年代から蒐集されてきた航空会社の...

空飛ぶプロダクトデザイン!? 1950年代から蒐集されてきた航空会社のカップが一堂に会す『Airplane Cups』展が話題です。

文:阿部博子

会場には、色とりどりのカップがずらりと並びます。

突然ですが、問題です! 上の写真にずらりと並んだカップには共通点があるのですが、それはいったいなんでしょう? ……答えは、飛行機の中で提供される機内食のための器。しかも、これらは戦後日本のプロダクトデザインの礎を築いたデザイン会社「GKデザイン」創立者のひとり(86歳の現役!)が1950年代から蒐集してきたものです。そのコレクションから約150個の機内食器のカップにフォーカスした『Airplane Cups』展が、東京・三宿のカフェ「SUNDAY」にて、2018年3月10日から4月22日まで開催されます。

50年代といえば、まだ限られた人だけが海外へ渡航していた時代。コレクターは、機内食器をその国のデザインを象徴するものだと捉えて夢中で集めたそうです。資料としても貴重なコレクションが公開されるのは、これが最後の機会になるかもしれません。それぞれに個性あふれるフォルムのカップは、飛行機好きのみならず、デザインを学ぶ学生や食器をこよなく愛する人たちにも、古典的かつ新しい視点をもたらしてくれることでしょう。

パンナム航空のカップ(1966年)。

エールフランスのカップ(年代不明)。

トランスワールド航空のカップ(1970年代)。

『Airplane Cups展』

開催期間:2018年3月10日(土)〜4月22日(日)
開催場所:SUNDAY
東京都世田谷区池尻2-7-12
TEL:03-6413-8055
営業時間:11時30分〜22時L.O.(月、火、木~日) 11時30分~17時30分L.O.(水) 
会期中無休
http://sunday-cafe.jp
※会期中、貸切営業などで展示を見ることができない日時あり。詳しくは上記サイトで確認を。

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