注目の木場・清澄白河エリアで現代アートに“どっぷり浸る”なら、こんな新...

注目の木場・清澄白河エリアで現代アートに“どっぷり浸る”なら、こんな新スポットはご存じですか?

倉庫をリノベーションしたギャラリーが入る建物。木場駅から徒歩3分程の場所に立地。周囲には緑豊かな木場公園や、東京都現代美術館も。

近年、アートとカフェの街として注目を集めている木場・清澄白河エリア。1年前、緑豊かな木場公園が南北に伸びる木場エリアに新たなアートスポットが誕生しました。倉庫をリノベーションした建物は、「EARTH + GALLERY」「gallery COEXIST-TOKYO」という2つのギャラリーとカフェ、バーで構成され、今年1月には1階の一角に新たにコンセプトアートショップ「LUCK」がオープンしました。運営にあたるのは、バイオマス装置などを開発する環境コンサルティング企業のZEエナジー。“持続可能な社会の実現”をテーマとする企業理念に連動して、2つのギャラリーで展示される作品も環境や自然が大きなテーマとなっています。

2階のギャラリーの様子。構想計画所のメンバー、神宮巨樹さんによる無人島を喚起させる写真作品。

2階に展示スペースを持つ「gallery COEXIST-TOKYO」では、3月5日(土)~4月3日(日)まで、現代美術家集団・構想計画所による展示『離人/島』が開催中です。ある哲学者が無人島について著した論考を基に、構想計画所が創作したテキスト「無人/人」を中心として、写真の原理による投影装置「カメラオブスキュラ」を応用した写真作品と立体作品が展示されています。構想計画所の前野智彦さんは、「人間がいない世界は人間が想像で思い描くことはできるが、体験はできない。身体を伴った人間が想像で獲得できる無人世界を、写真という技術を使って表現しています」と話します。空と海が反転した写真、ボックスに開けられた小さな穴の中に広がる風景などを通して、無人島で実態を持たない存在としての自分を想像し、不思議な孤独感を疑似体験することができます。

箱の上面中心には小さな穴が。ここからのぞくと見えてくるものは・・・。

完全に無人島に一人になってしまった・・・そんな気分を味わうための場所。中には無人島の景色と音が。

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