コンバースのチャックテイラーをベースにした、フミト ガンリュウの新作スニーカー

  • 写真:加藤佳男
  • 編集&文:倉持佑次
Share:
03_1I0A9022.jpg
進化を遂げたフミト ガンリュウの名作スニーカー。¥19,800(フミト ガンリュウ プレスルーム www.fumitoganryu.jp)

コロナ禍の影響で買い物に出かける機会が減ってしまったが、新たな年度を迎えるいまこそ、旬の服・小物を手にする絶好の機会だ。そこで、2022年春夏シーズンの新作から人気ブランドの注目アイテムを紹介したい。今回は、Pen2022年5月号の表紙に掲載された、フミト ガンリュウの新作スニーカーについて。

あの名作スニーカーに異変が!?と、自分の目を疑ってしまうような、ユニークなデザインのスニーカー。斜めに歪んだその一足は、フミト ガンリュウがコンバースとコラボした新作だ。

2018年に設立されたフミト ガンリュウは、「21世紀に必要な服」を掲げ、社会を見据えたクリエイションを追求するブランド。デザイナーの丸龍文人は、「ブレることなく進化を続けるヘリテージに対し、意外性のある再構築を図ることで完成されたイメージの角度や奥行きが広がることを願って」、このコラボに取り組んだという。

ベースになったモデルは、コンバースを象徴する名作「チャックテイラー」。トウキャップやシューホールの配置、ステッチワーク、トウガードに至るまでアシンメトリーに仕上げ、ヒールラベルには3つの星が対角線上に並ぶ、50 年代のデザインを採用。さらにアッパーにはオーガニックコットンを、ソールにはリサイクルラバーを使用するなど、地球環境へ配慮した要素も取り込んでいる。

同商品は全国の取り扱い店舗、公式オンラインストアで既に発売中。購入を検討しているなら、二の足を踏んでいる時間はない。

04_1I0A9033.jpg
見た目は歪んでいても、環境への配慮は真っ直ぐ。リサイクルラバー入りのアウトソール。履いているあいだは見えないが、、一風変わった靴裏にも理由がある。他にも、アッパーにオーガニックコットンを使用するなど、環境への配慮も見逃せない。

関連記事

※この記事はPen 2022年5月号「いま欲しい95の服と小物」特集より再編集した記事です。