10万円以下で探した、ハイブランドの逸品11選

エルメス、ロエベ、プラダ……。いずれもハイファッションを代表するブランドであり、憧れを抱く人も多いだろう。そんなブランドが展開するアイテムの中から、10万円以下の逸品をリサーチ。手の届く価格帯にもかかわらず、そのブランド“らしさ” があふれる逸品を、最新コレクションからピックアップしてご紹介する。

エルメスのカシミアシルクバンダナ￥57,200

かつてレディスのプレタポルテコレクションをデザインしていた、マルタン・マルジェラにより発案されたひし形のロザンジュが、よりカジュアルなバンダナ風のロザンジュ・ミニに生まれ変わった。描かれるのは、メゾンを象徴する「エクスリブリス」モチーフ。

サステナブルかつ実用的なアイテムを展開するアイロエベネイチャーのバミューダショーツ。デザインと機能性の両面で大きな役割を担うリップストップナイロンの切り替えとウェービングベルトが特徴。

オーセンティックなグルカサンダルに、近年のプラダの足元を象徴するモノリシックなマキシソールを融合。アッパーにポリウレタン、ソールに超軽量のラバーを使用することで、重厚なルックスとは相反する圧倒的な軽やかさを手に入れた。

17世紀のアントワープで活躍したフラマン画家のエッチングを大胆にプリントしたデザインは、同所の街を描いた今季のコレクションを象徴する逸品。大きなサイズ感と軽く撥水性のあるPVC素材という現代的なアプローチにより、実用性も両立した。

エディ・スリマンがこよなく愛するアメリカ西海岸のサーファーからヒントを得た、クロップ丈のフレアジーンズ。オーセンティックなデザインとリラクシングなワイドシルエットで、コレクションの世界観を気軽に楽しみたい。

定番として展開され続けるストライプシャツは、アレッサンドロ・ミケーレのクリエイションの真髄を感じさせながら、ワードローブにもすっと馴染む存在。ヴィンテージ風のポイントカラーとカフリンクス、胸ポケットに入るダブルGエンブロイダリーがポイント。

男性もパールを身に着ける時代がやってきた。ヴァレンティノはスワロフスキー®のクリスタルパールが連なるネックレスにアイコニックなメタル製のVロゴシグネチャーを組み合わせ、首元でさりげなく個性を主張。

首から下げれば、鮮烈なネオングリーンがコーディネートのアクセントに。ブランドロゴがパンチングで表現されたキーリング付きケースに4つのカードスロットとコインポーチが搭載された、キャッシュレス時代に即した理想的な収納力がうれしい。

大ヒット作パドルブーツに代表されるボッテガ・ヴェネタらしいボリューム感を、今シーズンはクロッグサンダルに落とし込んだ。ラバー素材ゆえに超軽量で、雨の日の着用ももちろん問題なし。チョークと名付けられた繊細な乳白色が美しい。

上質なカウレザーのボトルホルダーは、表側に4本のホワイトステッチで留められたナンバリングタグが目を引く。メタルフックがあしらわれた小ぶりなサイズ感を活かし、バッグなどに取り付けてアクセサリー感覚で使用したい。

マルニらしいポップなカラーリングのボーダー柄Tシャツが、異なる配色とデザインでうれしい3枚パックに。セメント袋をモチーフにしたクラフト感あふれるパックも満足度を盛り上げる。プレゼントにも最適だ。

※この記事はPen 2022年5月号「いま欲しい93の服と小物」特集より再編集した記事です。