磯村勇斗さんは、最近セットアップばかりを着ているそうだ。
「テーラードはもちろん、シャツでもジャージーでも素材や形にかかわらず、毎日セットアップがいいんです。上下で統一感があるほうが、着ていて落ち着きます」
彼がいま注目しているブランドのひとつが、同世代の神谷康司がディレクターを務めるマインだ。
「神谷さんは音楽をはじめとするさまざまなカルチャーを背景に、社会の状況を敏感に捕えつつ、それに対してなにができるのかを考えながら、真摯に物づくりをされています。ジャンルは違いますが、僕自身もそんな神谷さんのクリエイションに向き合うマインドや姿勢に共感する部分が多く、いつも刺激をもらっています。新作でフルカウントとコラボしたデニムのセットアップがあったので、これは迷わず購入しました」
共感する同世代のクリエイターが手がけた服を着れば、モチベーションも上がりそうだ。
※この記事はPen 2022年5月号「いま欲しい93の服と小物」特集より再編集した記事です。