ピアジェ、4.3㎜の薄さを極める極薄の自動巻き。
エクストリームリー・ピアジェ・アーティー(右)
自動巻き、18K PG、ケースサイズ45×43㎜、ケース厚7.6㎜、ラピスラズリ文字盤、パワーリザーブ約42時間、ダークブルーアリゲーター革ストラップ、18K PG製ピンバックル、3気圧防水、直営ブティック限定。¥4,158,000(予価、5月以降発売予定)
アルティプラノアルティメート・オートマティック(左)
自動巻き、18K PG、ケース径41㎜、ケース厚4.3㎜、22Kゴールド製ペリフェラルローター(ブラックPVD加工)、パワーリザーブ約50時間、ブラックアリゲーター革ストラップ、日常防水。¥3,375,000(予価、6月以降発売予定)
極薄でエレガントな機械式ドレスウォッチといえば、ピアジェが最も得意とする分野のひとつ。ムーブメントを自在に自社製作するマニュファクチュールは、いつでもダイヤがセットできるように厚みの余白を確保する世界的ジュエラーでもある。その才気がほとばしる傑作が「アルティプラノ アルティメート・オートマティック」だ。
極薄手巻きムーブメント「900P」を自動巻き化。しかも薄さを犠牲にすることを許さず、外周を走るペリフェラルローターを採用した。スペースをいっぱいに使い、オフセンターの文字盤を囲むブリッジと輪列、バランスホイールから調速機構、「910P」と刻まれたローターの運動まで、シースルーでもないのにすべてが見られる。時計と機械が一体化し、ミリ単位の奥行きに立体感すら感じる文字盤の風景は、薄型時計が極めたひとつの絶景だ。
「エクストリームリー・ピアジェ・アーティー」は、“アンディ・ウォッチ”の通称で知られる、ポップアートの巨匠ウォーホルが愛した品の系譜につながるコレクション。ブラウン管時代のTVスクリーン然としたフォルムに、ラピスラズリかマラカイトの文字盤が配される。ケースの4段のフレアはポリッシュ、ベース部分はサテン仕上げと、ジュエラーらしい貴金属の扱いも見事のひと言に尽きる。