アイ・ダブリュー・シー、記念モデル群が寿ぐ
ブランドの150周年。

ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ“150イヤーズ”（左）

手巻き、SS、ケース径45㎜、ブルーラッカーダイヤル、ムーンフェイズ、日付・パワーリザーブ表示、パワーリザーブ8日間、サントーニ社製アリゲーター革ストラップ、30ⅿ防水、世界限定350本。￥1,501,200

IWCトリビュート・トゥ・パルウェーバー“150イヤーズ”（右）

手巻き、18K RG、ケース径45㎜、ケース厚12㎜、ホワイトラッカーダイヤル、デジタル式時刻表示、秒針停止機能付きスモールセコンド、パワーリザーブ60時間、シースルーバック、サントーニ社製アリゲーター革ストラップ、30ⅿ防水、世界限定250本。￥4,266,000

1868年創業のIWCは、今年でちょうど150周年。偉大な歴史の節目に、「ジュビリーコレクション」と銘打つ珠玉のモデル群が登場した。最大の話題は幻の名作と評されて久しい「パルウェーバー」の再誕だ。同名の時計師の作として知られたオリジナルモデルは、1884年に誕生。時・分をそれぞれ数字そのもので表示する、画期的な機械式デジタル懐中時計だった。IWCの歴史年表に欠かせないこの名作が、創業1世紀半の節目に初めて蘇る。
そもそものモデルと同様のポケットウォッチでも復刻され、こちらは限定50本のメモリアル。一方で初めて「腕時計のパルウェーバー」が登場し、プラチナ製25本、レッドゴールド製250本、ステンレス・スチール製が500本の限定。いかにも絞り込まれた限定数で、各国のメディアやバイヤーたちから熱い視線を集めることになった。搭載ムーブメントは自社製、表示ディスクだけに独立した歯車の列を充てているため、精度にも駆動力にも影響を及ぼさず、パワーリザーブは60時間を確保する。
同じくジュビリーコレクションに名を連ねる「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ“150イヤーズ”」。定評ある8日間の超ロングリザーブの手巻きムーブメントに、月相表示を新搭載。白とブルーの文字盤は、どちらも独特の色気を見せる。