ヴァシュロン・コンスタンタン、新コレクション「フィフティーシックス」に大注目。
フィフティーシックス・デイ/デイト(左)
自動巻き、SS、ケース径40㎜、ケース厚11.6㎜、グレー×オパーリン文字盤、日付・曜日・パワーリザーブ表示、ゴールド製インデックス、パワーリザーブ約40時間、シースルーバック、アリゲーター革ストラップ、カーフ革ライナー、30ⅿ防水。¥2,127,600(予価、9月発売予定)
トラディショナル・トゥールビヨン(右)
自動巻き、18K PG、ケース径41㎜、ケース厚10.4㎜、ゴールド製のインデックスとマルタ十字、トゥールビヨン上にスモールセコンド、パワーリザーブ約80時間、シースルーバック、アリゲーター革ストラップ。時価
ジュネーブ時計の雄ヴァシュロン・コンスタンタンにとって、SIHHはいわばホームゲーム。そこで発表した意欲的な新作は、ハイエンドでは「トラディショナル・トゥールビヨン」。自社製ムーブメントを搭載したブランド初の自動巻きトゥールビヨンである。そのムーブメントが、自動巻きにペリフェラルローターを採用した。ゼンマイを巻き上げる重錘は最外周の無限軌道上を駆けるので、機械の美を眺める邪魔を一切しない。この機構が寄与し、ケースの厚みは10㎜をコンマ以下で上回るのみで、「トゥールビヨン搭載の極薄ドレスウォッチ」のスタイルが新鮮。パワーリザーブも80時間を誇る。
一方、ヴァシュロン・コンスタンタンをまだ手にしていない層に熱くメッセージを送る新コレクションが「フィフティーシックス」。同社による1956年製の名モデルにデザインの源泉と名前を取るこのモデルは、四隅のラグを頭の中で結合すると、シンボルのマルタ十字を描く。濃厚にヴァシュロン・コンスタンタンらしさをもちながら、エントリーモデルとして位置づけられ、最もシンプルな3針モデルは¥1,436,400~。「デイ/デイト」「コンプリートカレンダー」も、ピンクゴールドと並列してステンレス・スチール版をラインアップし、「ハイエンドブランドのエントリーモデル」を魅力的に彩る。