いまだ進化をやめない、
注目素材セラミック

セラミックは成熟しきった素材ではなく、まだまだ進化の余地があるようだ。原料を型に入れて焼成する段階で収縮が起き、研磨も困難なことから成形が難しいマテリアルではあるが、これを手なずける技術の進歩はその導入事例を豊かにしている。好例がそもそも高級腕時計の世界で本格的にセラミックを使い始めた先駆者であり、「J12」を今年モデルチェンジしたシャネル。ムーブメントを上から入れる一体型セラミックケースを開発し、シースルーのケースバックにもとうとうセラミックが導入された。サファイアとセラミックを合わせて堅牢製と防水性が確保できることが証明され、完全アレルギーフリーのシースルーバックが完成する。セラミックの可能性はまだ広がりそう。

画期的なセラミック製一体型ケースを採用。右:シャネル「J12」¥683,100/シャネル(カスタマーケア)TEL:0120-525-519 左:角形フォルムのダイバーシリーズでもセラミック素材を採用。ベル&ロス「BR 03-92 ダイバー ブラック マット」¥529,200/ベル&ロス ジャパンTEL:03-5977-7759

画期的なセラミック製一体型ケースを採用。右:シャネル「J12」¥683,100/シャネル(カスタマーケア)TEL:0120-525-519

角形フォルムのダイバーシリーズでもセラミック素材を採用。ベル&ロス「BR 03-92 ダイバー ブラック マット」¥529,200/ベル&ロス ジャパンTEL:03-5977-7759