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本当においしいご飯を食べるための炊飯器選び、教えてください。
食コンシェルジュ:磯野泰巧(やすのり)さん
前職は広告系のグラフィックデザイナー。昔から料理好き、家電好きで、「人に会う仕事がしたくて」蔦屋家電へ。「デザインだけでなく、使い勝手やメンテナンスのことなどをお客さまにちゃんとお伝えしたいです」
「炊飯器は大別すると、電熱ヒーターを利用しコンピューターで温度制御を行うマイコン式と、電磁力で釜全体を加熱するIH式があります。マイコン式は1万円前後の低価格製品に採用されているもので、現代の炊飯器の主流はIH式。そして最近は、よりおいしいご飯にこだわる方に向けた高級炊飯器がブームになっており、なかには10万円を超える製品も登場しています。高級炊飯器は製品によってさまざまな特徴がありますが、いずれも目指しているのはかまどで鍋炊きしたご飯を再現することでしょう」
ご飯はもちろん、理想的な火加減で無水調理も楽しめる。
「実際、ご飯にこだわる人のなかにはあえて炊飯器を使わず、鍋炊きする方もいます。確かに鍋炊きのご飯はおいしいのですが、慣れないと火力調整が難しく、手間がかかります。しかし、そうした手間が不要で手軽に鍋炊きのご飯をつくれる炊飯器が登場しました。それが愛知ドビーの『バーミキュラ ライスポット』です。愛知ドビーは1936年創業の鋳造メーカーで、2010年から『バーミキュラ』ブランドで販売した無水調理可能な鋳物ホーロー鍋『オーブンポットラウンド』が、料理愛好家の間で大人気となっています。『バーミキュラ ライスポット』は、その鋳物ホーロー鍋の技術を活かしつつ炊飯向けに改良し、専用のIHヒーターと組み合わせた製品です。ご覧の通り、従来の炊飯器とは大きく異なる斬新なデザインをしています」
「バーミキュラ ライスポットは、簡単においしい鍋炊きご飯が作れるということ以外にも、さまざまな魅力があります。ライスポットの鍋はご飯が炊きあがったらそのまま食卓に運び、おひつのように使うことができます。蓋の裏にある2つのリング状の突起が水のしたたりを防ぐので、ご飯がべちゃつくこともありません。鍋は継ぎ目のない完全一体構造で、IHヒーターもシンプルな構造なので、お手入れは鍋を洗うだけ。細かなパーツを外して洗う必要もなく、衛生的です。またご飯を炊くだけでなく、他の調理にも使える点も大きなメリット。レシピブックも付いているので、どなたでも無水調理、低温調理が簡単に楽しめます。ちなみにIHヒーターには、バーミキュラの径22cmのオープンポットラウンドをセットして使用することもできます。単なる炊飯器にとどまらず、料理の幅を広げてくれる画期的な調理器具と言えるでしょう」
コンシェルジュからの一言
食コンシェルジュ:磯野泰巧(やすのり)さん
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