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ぐっすり眠れる、特別な睡眠アイテムを教えて!
健康コンシェルジュ:上本由記恵さん
ナチュラルコスメの海外ブランドで接客販売を経験。ボディケアの知識を買われて現職に。女性でも気軽に入れるおしゃれな健康売り場を目指している。「便利な家電でポジティブに体調管理をしましょう」
「近頃は、みなさん健康や運動についての関心が非常に高まっていると感じます。2015年に蔦屋家電がオープンしたころは、まだその分野の家電は少なかったのですが、最近になってさまざまなアイテムが登場してきました。健康家電の中でも、特に注目度が高いのが睡眠関連のアイテムで、質のよい睡眠を求めている方が非常に多いですね。そこで今回は、快適な睡眠のサポートをしてくれるアイテムを3つご紹介します」
音を使って心地よい眠りを促すさまざまな睡眠家電。
「まずは、Soundarioの『PILO』。こちらは“音を奏でる枕”です。内部にステレオサラウンドユニットが内蔵されていて、スマートフォンやオーディオ機器とつなぐことで寝たまま音楽を聴くことができます。イヤホンを装着している時のように寝返りが打ちづらいということがなく、リラックスできます。周囲に響くような大音量は出ないので、隣で寝ている方の眠りを邪魔することはありません。この枕は枕単体としても非常に優れている点も魅力。52の面から成る多面体構造は人体工学に基づいたデザインで、頭をどこに載せてもフィットします。内部の低反発フォームは戻りがよくヘタりにくくできていますし、ピュアコットンのカバーは取り外して洗濯可能です。純粋に枕としてのフィット感が気に入ってご購入なさる方もいらっしゃいます」
「次は、VVFLYエレクトロニクス社の『Snore Circle(スノアサークル)』。こちらはいびき防止のデバイスです。いびきをかいている間は眠りが浅くなっていると言われますし、隣で寝ている人の眠りも妨げてしまうので、質のよい眠りにとって、いびき防止は重要です。本品は耳につけるイヤホンタイプという点が画期的。睡眠中に起こるいびきを独自の音認識と骨伝導によって感知して、マイクロ音と振動を出して神経へ働きかけます。するといびきや睡眠時無呼吸症候群の原因である喉の筋肉のゆるみが引き締められることで気道が確保され、スムーズな呼吸を促されるというしくみです。音と振動を出すといっても、それによって起きてしまうほどの大きさではないので、睡眠の邪魔にはなりません。いびきをかいている人の肩をポンと叩くと、本人は眠ったままいびきが止まることがありますが、それと同じような感じです。いびきの回数、いびきストップ成功率、睡眠サイクルといったデータを取得し、専用アプリをスマートフォンにダウンロードすることで、Blurtooth接続によって同期してデータを詳しくチェックすることができます。これなら客観的に把握できますし、医者に相談する際にも役立ちますよ」
「最後は、marpac社の『sleepme(スリープ・ミー)』。これは騒音対策アイテムなのですが、騒音そのものを遮断するのではなく、音によって音をかき消すという逆の発想で作られた製品です。クルマの走行音や犬の鳴き声など、屋外では気にならないか、あるいは気づかないようなノイズでも、シンとした部屋では大きく聞こえますよね。そこでsleepmeは、あえてノイズを発生させることで、それが音の壁となって不快な音を聞こえにくくします。ノイズといっても、いわゆる「ホワイトノイズ」と呼ばれる、自然の風の音のように脳が意味のない音と認識しやすい音。1週間から10日ほどで慣れ、そうするとその音だけでなく他の音も気にならなくなります。騒音元がわかっている場合は、その音と自分との間にsleepmeを置くと効果的に音を遮断できます。たとえば就寝時にクルマの走行音が気になるなら、窓とベッドの間に置くとよいでしょう。オフィスの会議室フロアで、部屋と部屋との間に置いて使っている会社もありますよ」
コンシェルジュからの一言
健康コンシェルジュ:上本由記恵さん
●二子玉川 蔦屋家電 TEL:03-5491-8550 http://real.tsite.jp/futakotamagawa/