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最新のパーソナルモビリティについて教えて!
「先進技術を生かして開発された、ひとり乗りのコンパクトな移動支援機器、パーソナルモビリティ。2001年に登場したセグウェイが代表的な存在です。日本では公道や歩道での使用が認められているものが少ないのでまだ一般的に普及はしていませんが、歩行と既存の乗り物との間を埋めるツールとして注目され、セグウェイ以降もさまざまな製品が生まれています。今回は、最近発売された、ユニークなパーソナルモビリティを3つご紹介しましょう」
「最初にご紹介するのは、Segway-Ninebot(セグウェイ-ナインボット)の『Segway Drift W1(セグウェイ ドリフトW1)』。セグウェイというと、左右2輪の立ち乗り式モビリティのイメージが強いですが、こちらは“E-Skate(イースケート)”と称する、ローラースケートのような左右独立スタイル。右足と左足の区別はなく、前後もありません。セグウェイで培った自律バランス技術を用いて、足を乗せるだけで自立し、体重移動を検知して前進、後退し、カーブも曲がることができます。いきなり乗っても転ぶ心配は少なく、運動神経のよい方ならすぐそれなりに乗りこなせると思います。万が一転びそうになっても、ローラースケートと違って足に固定されていないので、飛び降りてしまえばOK。足を外すと自動停止するので、そのままどこかに行ってしまうこともありません。またYoutubeなどで動画が公開されていますが、練習を積めばアクロバティックな乗り方をすることもできます。公道での使用はできないので、ローラースケートやスケートボードができる広場や公園などで楽しむことになりますが、注目を浴びること間違いなしの乗り物です」
「続いてご紹介するのは、Kintone(キントーン)の『ジャイロシューズ』。こちらもSegway Drift W1とまったく同じコンセプトの電動バランスモビリティです。あくまでも個人的な感想としては、乗ってみてこちらの方がやや安定性が高いかなと感じましたが、基本的なスペックも含めてほとんど差はありません。どちらを選ぶかは、デザインの好みで決めて構わないと思います。Segway Drift W1はホワイト1色ですが、こちらは写真のシルバーの他、ブラックとゴールドのカラーバリエーションがあります」
「最後にご紹介するのは、BLAZE(ブレイズ)の『BLAZE SMART EV(ブレイズ スマートEV)』。こちらは『公道で使える、実用性の高いものがほしい』という方にお薦めする電動バイクです。ナンバー付きなので、原付免許があれば公道を走ることができます。工具不要で5秒もあれば折り畳むことができ、重さ約18kgなので持ち運びも楽。行きたい場所の近くに駐車場がない場合、クルマに積んでいって駐車場からこれで移動という使い方もできますね。バッテリーは本体から取り外して家庭用コンセントで充電できます。また視認性の高いLEDヘッドライトや前後にディスクブレーキを備え、防犯アラームや、スロットルハンドルを回さずに一定速度で走行できるオートクルーズも搭載するなど、コンパクトながら充実した装備。さらにBluetoothスピーカーやUSBポートを搭載しているので、スマートフォンの音源を再生したり、スマホを充電することも可能。細かな使い勝手まで考えられているところが魅力です」
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