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気軽に買えて便利な、カジュアル家電を教えて下さい。
モバイル担当:百名 覚さん
スマホ用の外付けスピーカーや充電機器といった正統派のモバイルツールはもとより、遊び心あふれるガジェット系のアイテムまで、とにかく広範囲な知識をもつ百名さん。店舗で扱うアイテムは、ほぼ使い倒していて、実体験に基づいたアドバイスを受けられる。
「それでは、必需品というわけではないけれど、あると便利だったり、楽しい気分にさせてくれたりして、価格もリーズナブルなアイテムを3つご紹介しましょう。まずはドウシシャの『泡ひげビアー』。これはフタを開けた缶ビールにセットするだけで、ビアサーバーさながらのクリーミーな泡がつくれるアイテムです。まずは普通に注いでグラスの2/3ほどにビールを溜めたら、ボタンを押しながら注ぎます。すると『泡ひげビアー』が超音波でビールを細かな泡にしてくれるので、その泡で溜めたビールにフタをするようにグラスの口まで注ぐと、ビアホールで飲むようなビールの出来上がり! かさばらず軽量なので、ご自宅はもちろん、アウトドアでのBBQなどでも活躍してくれることでしょう」
「お次はREMAXのモバイルバッテリー。ご覧の通り、アラフォー世代以上の方にとっては、非常に懐かしい姿形をしています。カセットテープ型のほうはちゃんと透明プラスチックの専用ケースも付いているところがニクいですね。『懐かしいもの持ってるね』『いやこれモバイルバッテリーなんです』なんて会話も広がりそうですね。ただそれだけのものと言ってしまえばそれまでなんですが、意外にこれが好評なんです。カセットテープ型は容量が4000mAhで、ほとんどのスマホで1回+α程度の充電ができます。入力5V/2A、出力5V/2.1Aの高出力で急速充電も可能と、見た目だけでなく十分なスペックを持っているのも売れている理由でしょうね。フロッピーディスク型のほうの容量は5000mAh、入力はDC 5V/1A、出力はDC5V/1.5A。またホワイトのほか、ブラック、レッド、ブルーのカラーがあります」
「そして最後にご紹介するのは、マクセルの『ミズシオン』。こちらは、水と塩を入れることで発電・点灯ができるLEDランタンです。内部にマグネシウム合金製のパワーバーが入っていて、塩水が電解液になることで、空気中の酸素と反応して電気を発生させる仕組みです。塩水は30時間で要交換ですが、1本のパワーバーで約80時間の連続点灯が可能。また食塩水を抜けば、途中で発電・点灯を止めることもできます。水に不純物が多いと効率が落ちるので、基本的には水道水を使用しますが、海水の塩分濃度に合わせて設計されているので、海水を使用することも可能です。LEDランプの照度は2000ルクスと十分な明るさがあるので、停電などの非常時に備えてひとつ用意しておくといいですね。またこのマグネシウム発電というのは、実は次世代エネルギーのひとつとして注目されているもの。それを手軽に体験できるアイテムとして、科学好きの方などにもお薦めですよ」
コンシェルジュからの一言
モバイル担当:百名 覚さん
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