名匠・ピエール・ジャンヌレのデザインを受け継いだ、家具コレクションの受...

名匠・ピエール・ジャンヌレのデザインを受け継いだ、家具コレクションの受注会に注目!

文:上村真徹

近代建築の巨匠ル・コルビュジエの従兄弟で、一緒に建築事務所を設立し、協働した重要なパートナーとしても知られるスイスの建築家・ピエール・ジャンヌレ。彼がインドのチャンディーガル都市計画のためにデザイン・監修した家具コレクションは、1950年代当時の職人たちの末裔によって技術を引き継がれ、同じチーク材・製造技術・製造基準による家具がインドのパンジャーブ州の工房で今も生み出されている。

こうした貴重な職人の手仕事を受け継ぐプロジェクト<TEAK DAYS(チークデイズ)>が2021年4月に始動。プロダクトに使用されるTEAK WOOD(チーク木材)と、ブランドが守りたいGood Old Days(古きよき時代)という、要となる2つの言葉がプロジェクト名の由来だ。なお、プロジェクトの一環として売り上げの一部はチャンディーガル都市保全のために寄付される。

そしてこのたび、チェア、スツール、ベンチ、テーブルなど“現代のピエール・ジャンヌレ”と呼ぶべき家具コレクション全15モデルの受注会が開催されることになった。色あせない魅力を持つジャンヌレのデザインと、インドの職人に継承されてきた手仕事によるチークウッドの美しさ──。時代を超えて世界中で愛され続けるプロダクトの数々を、この機会に確かめてほしい。

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