航空計器から生まれた「ベル&ロス」の名物コレクション、角形の「BR 0...

航空計器から生まれた「ベル&ロス」の名物コレクション、角形の「BR 01」がさらに進化!

文:笠木恵司

ベル&ロス「BR 03-92 BI-COMPASS(バイ コンパス)」。ダイヤルは段差のある2層構造になっており、外周が分・秒、内側が時間。その間に分・秒の小目盛りを配置。4時〜5時位置の小窓はデイト表示。

航空計器を大胆なスクエアフォルムの腕時計で再現した「BR 01」。2005年に初登場した後、一世を風靡するほどの人気モデルとなりました。多彩なバリエーションを展開してきましたが、さらに立体的でグラフィカルに進化させた「BR 03-92 BI-COMPASS(バイ コンパス)」を開発。今年3月に開催される国際時計・宝飾展示会に先立ち、「プレバーゼルモデル」として発表しました。

アイデアのリソースは、これまでのように航空機のコックピット。モデル名で分かるように、今回はコックピット内の「コンパス」に着目しましたが、カラーリング以外は「ベル&ロス」独自のスタイルになっています。

2層で構成されたダイヤルが今回のモデルの際立った特長であり、外周には分・秒のインデックス、そこから一段下がった内側に大きな12時間表示を配置しているので、それぞれが読み取りやすくなっています。この2層をつなぐ斜面には分・秒の小目盛り。分・秒関係の表示と針は、ベージュで統一されています。

ダイヤル内側の12時間表示の色はブルーグリーン(マンセルグリーン)。しかも針表示ではなく、同色の三角形が描かれたディスク自体が回転して時間を指し示します。マットブラックのセラミックケースとブラックダイヤルは光を反射しないので、視認性は抜群。12時間表示の部分は蓄光式夜光(スーパールミノバ)が施されており、明かりのない暗闇でも容易に視認できます。

あたかも夜間飛行する航空機のコックピットをイメージさせる、幻想的ともいえるカラーリングとデザインですが、中央にある三角のアワーマーカーをスムーズに回転させるためには超軽量ディスクの開発が不可欠。各部の耐久性はもちろん、1/1000㎜単位の微調整も必要となるため、ベル&ロスの時計ノウハウと技術の進化も証明したモデルといえるでしょう。

これまでも航空機のコックピットから着想を得たモデルをラインナップしてきた「ベル&ロス」。今回は「コンパス」(右写真)をアイデアリソースとして、独自のスタイルを発案。

カラーリングは実際の航空機に使用されている表示スタイルを採用。インデックスや針には夜光塗料(スーパールミノバ)がコーティングされています。

「BR 03-92 BI-COMPASS」。3月21日から開催される国際的な時計宝飾展示会バーゼルワールド2019に先駆けて発表。自動巻き。ケースはマットブラックセラミック、ケースサイズ42㎜、世界限定999本、¥540,000(税込)(4月発売予定)

問い合わせ先/オールブルー 

TEL:03-5977-7759

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