新感覚のウォッチブランド「BAUME」が日本で本格ローンチ! スマートなそのビジョンを聞きました。
カルティエ、パネライ、ヴァシュロン・コンスタンタン...。世界に名だたる一流ブランドが揃うリシュモングループに昨年、彗星のごとく現れたブランドが「BAUME(ボーム)」です。しかもそのポリシーはとびきりユニーク。“Better tomorrow”をブランドビジョンに掲げる彼らは、環境に配慮した素材を積極的に使い、メインの販売チャネルはオンラインでの受注生産で、アイテムの在庫を持たないことで無駄を極力産まないビジネスモデル。今回加わる”Custom Timepiece Automatic series” を合わせると、ユーザーの好みに応じて3132通りのカスタマイズが可能で、しかも価格は、日本円換算で6万円台から! 最高峰の高級腕時計ブランドが並ぶ中から華麗なる「グループ内起業」を果たしたボームにいま、熱い視線が注がれています。
ボームの時計について、クリエイティブ・ディレクターのフィリップ・ボルサウセンは「Design for better tomorrow」という言葉で語ります。たとえば「アイコニックモデル」では、ペットボトルを高度な技術でファブリックにアップサイクルしてストラップに使用しています。プロスケーターであるエリック・エリントンと彼が立ち上げたブランドHRS (Human Recreational Service)や、スキーメーカー「ZAG」とのコラボレーションモデルでも、ユーズドボードを時計のケースの素材にしました。そのまま捨てられれば地球の負荷となる廃棄物が、付加価値の高いマテリアルに生まれ変わります。腕時計におけるサスティナビリティを、スマートに実現しているのです。