高級時計のオーデマ ピゲとアメコミのマーベルが魅惑のコラボ! 選ばれた第一弾ヒーローは、”ブラックパンサー”でした。
先日、マーベル エンタテインメントとの長期的な提携を電撃発表したスイスのオーデマ ピゲ。そのコラボ第一弾が、今回のパワーみなぎる「ロイヤル オークコンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン」だ。時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタの1980年代のミッキーマウス ウォッチをはじめとする歴史的なキャラクターにインスパイアされ、オーデマ ピゲは人気の高い新世代のヒーローが活躍する、マーベル社の世界観に共鳴。そこで選ばれたヒーローが、マーベルシリーズのブラックパンサーのタイムピースだった。
この42mmのタイムピースは、オーデマ ピゲのデザイン開発の長い歴史と幅広いカルチャーの世界につながる感性が表現されている。ダイヤルの6時位置にはパルスを刻むフライングトゥールビヨン、そしてホワイトゴールド、コンテンポラリーな手描きのマーベルのブラックパンサーが輝く。ムーブメントの上にヒーローを表現して組み立てるため、新たなツールを開発。キャラクターのシルエットとボリュームは、CNC機械の加工によりホワイトゴールドのディスクからカットされ、キャラクターの裏側はムーブメント部品の形状と合わせるために多くのへこみをつくると同時に、強度を維持して変形を防止。デザイン的にも美しく仕上がるように、随所に工夫が施されている。
また不屈のヒーローのスーツの質感はレーザーカットで表現。ブラックパンサーのボディについては、手や爪、筋肉や顔の表情までひとりのエングレービング技師がすべて手作業で行っている。一方、背景に見えるブラックとグレーのPVDコーティングで仕上げられたレーザー加工のチタンブリッジは、ブラックパンサーのファセットスーツに呼応。ダイヤルからはムーブメントのオープンワークのバレルが10時位置に見えるだけでなく、ウォッチのパワーソースであるヒゲゼンマイのコイルが覗く。ダイヤルの ヒロイックな演出により、時計の伝統的な世界からマーベルのクリエイティブな世界への飛躍がなされた、挑戦的なデザインなのだ。
今回の「ロイヤル オーク コンセプト“ブラックパンサー”フライング トゥールビヨン」は、未来的ともいえる鋭角的なプロポーションのケースに伝統技術を封じ込めたもので、世界250本のリミテッドエディション。そして、劇中に登場する架空の超金属「ヴィブラニウム」に着想を得たケースは、マットな質感のチタンとブラックセラミックの新鮮なコンビネーションが光る。そのうえで、フライング トゥールビヨンを備えた最新の手巻きメカニズム「キャリバー 2965」を搭載し、パワーリザーブは約72時間を誇る。日本での展開は4月11日からスタート。クリエイティブなパワーがみなぎる話題の第一弾コラボは、ファンならずとも注目しておきたい珠玉の逸品といえる。
問い合わせ先/オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000