トレンドは脱カジュアル! パリで人気のルーフトップバー3軒はココだ。【コロナと闘う世界の都市から】
今年はコロナ禍の影響で屋外での飲食がトレンドとなり、パリでは爽やかな風がそよぐ開放的なルーフトップに注目が集まっている。今年オープンのニューフェイスの傾向は脱カジュアルだ。洗練された雰囲気や料理へのこだわりに加え、グリーンを意識したナチュラル気分がトレンド。いま注目の3店を紹介しよう。
まずはルーフトップのパイオニア、le Perchoirグループが今年、左岸に初めてオープンした巨大ルーフトップ「ル・ペルショワール・ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ」。ポルト・ドゥ・ヴェルサイユの見本市会場内の巨大な屋上農園に囲まれ、広々したテラスが気持ちいい。シーズンオフもガラス張りのストラクチャーで営業を継続。レストランとバーともに、もちろんこの農園の収穫物を使ったメニューを提供。
続いては東パリをはじめ、リヨンやボルドーでも人気を誇るデザインホテル「ママ・シェルター」。昨年冬、パリ15区にオープンし、8階のルーフトップバー&レストランは遠景にラ・デファンスのビル群を望む。テラスは夏限定だが、ガラス張りの屋内は通年営業。グランシェフのギ・サヴォワは、イタリア料理のインスピレーションでアレンジした料理を提案する。
最後はリヨン駅近くのビルの屋上、地上18階、60mの高さにこの夏オープンしたルーフトップバー「ラオー」。アペリティフタイムを過ごすヒップスターに人気のアドレスで、グリーンをふんだんにあしらい、眼下にセーヌ川、目の前にリヨン駅の時計台を望む立地が自慢だ。