彩りが食欲を刺激する、人気そうめん4選

彩りが食欲を刺激する、人気そうめん4選

写真:長谷川 潤 編集&文:小松めぐみ


これからの季節にぴったりなそうめん。ここでは、全国各地から厳選した、老舗・名店の人気そうめんを紹介したい。


オリーブ素麺

翡翠色の麺に合わせて具材も緑色でまとめると、洗練された雰囲気に。洋野菜やハーブも合う。

寒期に熟成させ、瀬戸内の潮風を当てながら天日干しした「オリーブ素麺」。強いコシと爽やかな色が魅力。オープン価格

瀬戸内海に浮かぶ小豆島では、江戸時代に奈良から製法が伝わって以来、そうめんづくりが盛ん。いまや「小豆島そうめん」は、日本三大素麺のひとつ。島にある製麺所の数は200軒以上におよぶ。なかでも小豆島手延素麺協同組合が有名で、「島の光」は、小豆島のそうめんを代表するブランドだ。

小豆島そうめんと他の地域のそうめんの最大の違いは、麺を延ばす際に菜種油や綿実油ではなく、胡麻油を使うこと。島の光でももちろん、定番のそうめんは胡麻油で延ばしている。しかし、15年ほど前に開発した「オリーブ素麺」は、胡麻油ではなくオリーブオイルで延ばしたもの。なにしろ小豆島は、日本で初めてオリーブの栽培に成功した“オリーブの島”だ。地元産のオリーブの実をペースト状にして練り込んだそうめんは、ツルリとのど越しがよく、爽やかな色も魅力。つゆはもちろん、オリーブオイルと塩で味わうのもいい。


小豆島手延素麺協同組合

住所:香川県小豆郡小豆島町池田1031 
TEL:0879-75-0039 
www.shimanohikari.or.jp

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