“五味+α”が身体に優しい、蔵前のスリランカ料理店「セレンディッブ」
2020年10月に都営大江戸線・蔵前駅近くに開業した「セレンディッブ」は、昼どきになると行列ができる。お目当てはダールやビーツなど、6~7種のカレーや副菜がのった「スリランカプレート」。本場流によくかき混ぜて食べると、スパイシーだけではない複雑味の虜になる。
キャベツの甘味に、鶏肉の旨味、ケールの苦味。生ライムを絞って酸味を加え、もちろん塩味も効いているため、いわゆる“五味”のバランスは完璧だ。「アーユルヴェーダでは、渋味も加えた“六味”を摂るとよいとされています」と、オーナーシェフのラヒル・タラカさん。その言葉通り、スリランカカレーでは必ず渋みのあるダールカレーが組み合わされる。ライスはインド産のバスマティ米と、ミネラルとビタミンB群が豊富なスリランカの赤米を使用。この六味が詰まったプレート、もちろんランチにセイロンティーと楽しむのもいいが、ディナーに酒のアテとして味わうのも秀逸だ。その複雑味はワインにも合わせやすく、またココナッツを原料とするスリランカの蒸留酒「アラック」の優しい甘味に合わせれば、なおさら辛味が華やぐ。
「ワデ」や「フィッシュカトゥレット」などのスナックから、「デビルシュリンプ」などのメイン、また締めのデザートまで、メニューは幅広いラインアップ。タラカさんが本場そのままにつくる料理に舌鼓を打ちながら、身体に優しいスリランカの美味にどっぷりと浸りたい。
住所:東京都台東区寿3-8-3 1F
TEL:03-6231-7325
営業時間:11時30分〜14時30分、17時〜21時L.O.
定休日:火
(2020年12月30日~31日はランチのみ営業、2021年1月1日~2日は休み、3日~4日はランチのみ営業)
www.serendib.jp