柑橘とハーブ薫るオムレツでヴァンナチュールが進む! 気取らず集えるワインバー
“東京のブルックリン”とも呼ばれる清澄白河エリア。5月に開業した「ワインバーガゼボ」は、本家・ブルックリンの倉庫物件にも負けない天井高を誇る。採光窓も大きく、夏の午後に降り注ぐ光と風が心地いい。
提供するのはパテやリエットなどのシャルキュトリーに、オムレツやコンフィ、ステーキなどフランスの食卓でお馴染みの料理だ。季節で具材が変わるオムレツは、6月にはアボガドをトッピング。風味づけにバイマックルを混ぜ、最後にライムを絞ることで、爽やかな一品となる。「ヴァンナチュールが引き立つように、僕は基本、料理にソースを使いません。たとえば豚のローストも、塩とコショウだけで仕上げます」とオーナシェフの新宮朋樹さん。オムレツなどのシンプルな卵料理は白ワインの果実味をグッともち上げる。
ワインは妻・未奈さんの担当で、フランス産を中心に10種ほどグラスで揃うヴァンナチュールから最適な一杯を選んでくれる。またここ数年、カフェやギャラリーの開業で若者が増えた清澄白河の街だが、そこはやはり深川の一角。ご近所さんが楽しげにワインを傾ける光景も下町らしい。誰もが集える、気取らない雰囲気も魅力だろう。
東京都江東区平野1-13-9
TEL:03-6240-3901
営業時間:17時〜22時30分L.O.(月〜金) 14時〜21時L.O.(土、日)
定休日:水