お取り寄せで堪能! 涼を呼ぶ蕎麦の食べ方

お取り寄せで堪能! 涼を呼ぶ蕎麦の食べ方

写真:山田 薫 文:吉田けい 


生麺や乾麺、繊細な極細や太切りの田舎風など、通販できる蕎麦は多種多様。食べ方に合わせて種類を選ぶと、蕎麦をすする楽しみは倍増するはず。


瑞々しい柑橘の香り漂う、「すだち蕎麦」で気分爽快

山形県産の最上早生種と北海道産玄蕎麦をブレンドして使用。「金線太郎兵衛そば(5束)」¥1,200(税込)

乾麺ではあるが、生麺のようなコシと豊かな香りが自慢の、太切りの田舎蕎麦。殻ごと製粉する挽きぐるみであるため、噛むほどに蕎麦の甘みが感じられる。

うだるような暑い日にぴったりなのが、輪切りにしたスダチを一面に並べた「すだち蕎麦」。いまや一年を通じて入手できるスダチだが、旬を迎える8月から9月頃には最も香りがよくなると言われている。そこで、この夏は、乾麺を自宅にストックしておいて、新鮮なスダチが手に入ったらすだち蕎麦をいただこう。

お薦めの乾麺は太めの田舎蕎麦。輪切りにしたスダチは、つゆに浸ったままにしておくとエグみが出てしまうので、食べ始める前に取り除くのが一般的。つまり、蕎麦とつゆに移ったスダチの香りを楽しみながら味わうものなので、噛みごたえのある田舎蕎麦のほうが素のままで飽きずに食べることができるだろう。

乾麺は水に10〜15分程度浸してからゆでるのが、生麺のような食感に仕上げるコツ。蕎麦をゆでたら、冷水でヌメリをしっかりと洗い流す。スダチの香りを殺さないように、あっさりめのつゆをかけ、たっぷりとスダチを並べて召し上がれ。


太郎兵衛 そば本舗
住所:山形県寒河江市本町2-6-44
TEL:0120-14-2207 
www.tarobe.co.jp

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