“酒づくりの神様”、杜氏の農口尚彦さんが再始動! 待望の新酒を続々リリースします。
石川県小松市に新設された酒蔵「農口尚彦研究所」が、2017年11月に酒づくりを開始しました。最初の1本となる「本醸造酒」は17年末に発売され、18年3月までに、さらに4種を順次発売していく予定です。
農口尚彦研究所の杜氏を務める85歳の農口尚彦は、“酒づくりの神様”と呼ばれ、伝説とまで称される人物。全国新酒鑑評会では連続12回を含む、通算27回の金賞を受賞。厚生労働省の「現代の名工」に選定され、黄綬褒章を受賞するなど、名実ともに日本最高峰の杜氏のひとりです。2年間の引退生活を送っていましたが、多くのファンの熱望に応え、17年11月より、日本各地とアメリカからやってきた20~40代の7人の若手蔵人とともに酒づくりを再開しました。
酒づくりにふさわしい、水と空気が美しい土地を石川県小松市観音下町に見つけ、酒蔵を新設。地産にこだわり、酒米栽培もスタートしました。米の旨味を感じ、美しい余韻とともに消えていくキレのよい日本酒を目指し、日々、酒づくりを行っています。
日本酒の顔となるラベルには、農口の頭文字である「の」の字をかたどりながら、利き酒で使用するお猪口の蛇の目をイメージしたロゴデザイン。黒、茶、赤、緑、黄金の5色は、石川県の伝統工芸「五彩」にちなんだものです。
また、農口尚彦研究所内には、日本酒と農口杜氏の歴史にふれることのできるギャラリースペースや、テイスティングルーム「杜庵(とあん)」なども併設。国内外の観光客を積極的に受け入れる、ギャラリー観賞とテイスティングルームでの試飲(有料)がセットになった日本酒体験プラン「酒事(しゅじ)」なども行い、地方創生の拠点ともなりたいという思いを秘めています。日本酒体験プラン「酒事」は今年2月上旬より予約開始。3月にスタートします。伝説の杜氏の新たなる挑戦から、今後も目が離せません。
農口尚彦研究所
https://noguchi-naohiko.co.jp
※日本酒は全国の取引先酒販店にて発売。サイトを参照のこと。