「東京ブッラータ」約150g¥1,080(税込)/& CHEESE STAND TEL:080-9446-8411
東京・渋谷に工房を構えるCHEESE STANDのコンセプトは「街にできたてのチーズを」。多摩エリアの牧場から届くミルクを原料に、毎日手づくりする。主力はフレッシュタイプのチーズで、東京ブッラータもそのひとつ。生クリームと繊維状にカットしたモッツァレラを、フレッシュなモッツァレラ生地で巾着状に包んだ個性派だ。
「生地にナイフを入れると、中からじゅわ~っと生クリームがあふれ出します。やや弾力のある食感、そして口に広がる穏やかな酸味にクリームの甘みが絡まって、幸せな気持ちになります」と圓子さん。食べ方は、塩とオリーブオイルをかけてシンプルにいただくのがスタンダード。「あとはトマトや生ハム、バルサミコ酢、ハーブを添えて。トマトの代わりに桃やブルーベリーなど旬のフルーツを使ってもいいでしょう。食べる直前に生地をカットすると見た目もよく、食材全体がクリーミーになり新たな味わいが楽しめます」
つくりたてならではのフレッシュ感がなによりの魅力。お酒に合わせるなら、スパークリングワインや辛口ワイン、スパークリング日本酒など軽快なタイプがぴったり。フルーツティーと楽しむのもお薦め。
圓子チーズ(まるこちーず)●チーズ・日本酒・ワイン・ガストロノミ講師、インフィニット・酒スクールプロデューサー。飲食のプロとして幅広く活動。多彩な飲食経験をもち、科学的視点でのチーズと日本酒のペアリングプロデュースを得意とする。現在「Japan Cheese Award(国産チーズコンクール)」の実行委員として、テイスティングレクチャーを担当し、国産チーズの普及発展に尽力している。2011年シュヴァリエ・デュ・タスト・フロマージュ・デ・フランス称号叙任。18年ギルド・クラブ・ジャポン「コンパニオン・ド・サントゥギュゾン」称号叙任。チーズは冷たすぎると香りや旨味を感じにくいため、常温に戻して味わうのがベター。加熱すると旨味が広がるので、少し古くなったら料理に使うのがお薦めです。国産ナチュラルチーズは注目度が高いだけでなく実力もある。生産者の個性も楽しんで」