"究極のアッサンブラージュ"でつくられた、完璧なバランスの日本酒「IWA 5 アッサンブラージュ2」とは
醸造最高責任者として28年間にわたりドン ペリニヨンを率いたリシャール・ジョフロワ。退任後、次なるチャレンジに「日本酒づくり」を選んだことは、業界の内外で大きな話題を呼んだ。富山に拠点を定め、初の商品である「IWA 5」を2020年7月にリリース。そして今年5月、第二弾となる「IWA 5 アッサンブラージュ2」を発売した。ジョフロワの酒づくりの特徴は、シャンパーニュで培ったアッサンブラージュの手法を取り入れた点にある。複数の原酒をブレンドすることで、なにがもたらされるのか。追い求めているのは「完璧なバランス」だとジョフロワは言う。
「日本酒は芳醇で複雑さがあるのに、軽やかで飲みやすい。そんな相反する魅力は、アッサンブラージュすることで最大限引き出すことができます。単一の原酒だけではなし得ることができない、深みのあるパーフェクトな調和を追求するのです」
ベースとなるのは3種類の酒米、そして5種類の酵母で醸した原酒。あらゆる可能性を探るため敢えてルールは設けず、だから生み出された酒は毎年違う表情を見せるという。その一貫した世界観は、飲み比べることで明確になる。
「今年リリースしたアッサンブラージュ2はバランス、複雑さ、口当たりというIWA 5の特徴に忠実であると同時に、純粋さ、香り高さにも重きを置いています」
アッサンブラージュがもたらす効果は、味覚面だけにとどまらない。低温で長期貯蔵することで、熟成による進化を楽しめる。また、飲む際は冷酒からお燗まで幅広い温度帯に対応可能。さらに和食の枠を超えた多彩な料理とペアリングできる包容力もある。
「『IWA 5』を口にした瞬間、私たちが醸造に費やしてきたエネルギーを感じ取っていただけると思います。IWAが常に挑戦してきたように、ファンのみなさまにも、さまざまな楽しみ方にチャレンジしていただきたいですね」